■芝浜
ふとしたことで酒びたりになってしまった行商の魚屋、魚勝は寒い冬の朝、女房に頼まれ、いやいや出かけた芝の浜で大金入りの財布を拾った。
だが仲間に大盤振る舞いした後、女房からそんな大金は夢だったと知らされる。これをきっかけに心を入れ替え、懸命に働き、表通りに店を持てるほどになった大晦日の夜、女房から打ち明けられた話は…。
三遊亭圓朝作と言われるこの名作は多くの落語家が独自の演出でそれぞれの世界を築いている。林家たい平はこれまでに誰も演じなかった主人公魚勝が酒びたりになった理由に綺麗な答えを用意し、新たな「芝浜」が出来上がった。
2008年12月12日 銀座・博品館劇場「たい平たっぷりナイト3“芝浜スペシャル”」にて収録
■長短
とても気の長い長さんととても気の短い短七さん、一見気が合わないようだが、二人は昔からの友達だ。今日もそんな二人のやり取りが始まったが、傍から見ると何だか楽しい。極端に描いた二人を飽きさせずに見せていくという、落語家の力量が問われる噺であるが、林家たい平描く二人にはお互いへのそこはかとない愛情がうかがえて、見るものをほのぼのとした気分にさせてくれる。
2008年10月5日 横浜にぎわい座「天下たい平 Vol.29」にて収録
2009年作品 本編86分収録
片面1層,チャプター有,メニュー画面
カラー/16:9・4:3(LB)
音声 ステレオ/ドルビーデジタル
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林家たい平、入魂の「芝浜」と爆笑の「長短」が遂に映像化!
落語には季節の情緒を感じさせてくれる演目がたくさんある。
林家たい平の「芝浜」も年の瀬を味わうもののひとつとして十数年前から多くの落語ファンをうならせて来た。
このDVDではその「芝浜」と、そして登場人物の極端な対比がほほえましい「長短」の二席を堪能していただける。