サーストン・ムーア + 4tetプロフィール

PROFILEプロフィール

サーストン・ムーア + 4tet

サーストン・ムーア + 4tet

サーストン・ムーア (guitar)
サーストン・ムーアと言えばソニック・ユースとしての活動が最も良く知られており、モダン・ミュージックへ与えた影響は非常に大きい。一方フリー・ジャズへの取り組みについては、それほど知られていないのが現状だろう。実は彼は支援コンサートにソニック・ユースで参加したり、インタヴューや雑誌のコラムなどを通して若い世代にフリー・ジャズを紹介する活動を率先して行ってきたのである。
またエヴァン・パーカー、セシル・テイラー、小杉武久といった伝説的ミュージシャンとの共演を実現し、ポール・フラーレティ、クリス・コルサーノらと 「ドリーム/アクション・ユニット」 を結成して活動している。このユニットでは新作CD「ラウンドハウス・セッションズ」が制作された。

ポール・フラーレティ (sax)
ニュー・イングランド地方出身のサックス奏者。ポール・フラーレティは1978年のデビュー以来35枚以上の作品を発表。ぶっ飛んだ独創性に魅了される音楽家が後を立たず、様々なユニットで活動をしてきた。その中でも、ランダル・コルボーンと組んだ最初のデュオと、クリス・コルサノとのデュオはアメリカのフリー・ジャズ・デュオとして最大級の評価を受けている。クリス・コルサノ、サーストン・ムーアと結成したグループ 「ドリーム/アクション・ユニット」 では世界ツアーを敢行。各地で高い評価を得た。

ウァーリー・シュープ (sax)
ノース・カロライナ州生まれ。ブルース、R&B、ソウルなど、当時の黒人音楽に大きな影響を受けて育ち、60年代にはフリー・ジャズの洗礼を受けた。1970年にコロラド州に移り、サックス奏者として、また画家として芸術活動をスタートする。次に居を移したアラバマ州バーミングハムで、デイヴィー・ウィリアムスやラ・ドンナ・スミスらを擁した伝説的なフリー・プロヴィゼーション・コミュニティーに参加することとなった。80年代に入りワシントン州シアトルに移ってからは、自身のトリオを続けると共にサーストン・ムーアとのコラボも開始した。また彼の絵画作品はガードレール・ギャラリーにて取り扱われている。

クリス・コルサーノ (drums)
ニュー・イングランド地方出身。70年代の激動期にフリー・ジャズの衝撃を体験した。 恐ろしいほどのテクニックと、研ぎ澄まされた自由な感性。彼が繰り出すビートにのめり込むファンが続出。クリスの名は瞬時に知れ渡り、引っぱりだこのドラマーとなった。ソニック・ユース、エヴァン・パーカー、坂田明といった幅広いアーティスト達と共演を果たし、現在はビョークからのラブ・コールで、アルバムやツアーに参加。その実力を余すところ無く発揮している。 クリスのスタイルは初期のフリー・ミュージックを想起させるが、同時に未知の領域の音楽でもある。様々な参加作品、グループとしての作品に加え、自身のソロ・アルバムもリリースしている。