今届けたい、いのちへの想い
2020年より続いてきた新型コロナウイルスの影響は落ち着いたものの、戦禍や地球環境の変化による災害の多発など、世界は予断を許さない状況が続いています。
その中、国土の防衛や多発する災害での救助活動で、日々国民の生活を守るべく活動している自衛隊は、それらの任務以外にも、音楽隊として音楽で平和への願いを届け、人々を勇気づける活動も行ってきました。
今回、その活動を広く一般に届けるために、「東京ブギウギ」に続く配信第2弾として、美空ひばりの名曲「一本の鉛筆」をリリースします。
日本のトップ吹奏楽団であり、日々の活動の中で強く平和への願いを持っている陸上自衛隊中央音楽隊と鶫真衣のソプラノでなければ創り出せない、胸に迫る名演です。
配信シングル情報
一本の鉛筆
作詞/松山善三 作曲/佐藤勝 編曲/三浦秀秋
陸上自衛隊中央音楽隊
指揮:柴田昌宜 2等陸佐
ソプラノ:鶫真衣 3等陸曹
2024/7/6リリース
COKM-45241 / ハイレゾ配信:COKM-45242
陸上自衛隊中央音楽隊
陸上自衛隊中央音楽隊は、1951年(昭和26年)6月、陸上自衛隊の前身である警察予備隊の音楽隊として発足し、以来70年以上にわたって日本を代表する吹奏楽団として歴史を積み重ねてきた。
防衛大臣直轄の音楽隊である中央音楽隊は、国賓・公賓の歓迎行事での特別儀じょう演奏を延べ100ヶ国、1500回以上行い、これらの功績により2015年、内閣総理大臣「特別賞状」を受賞した。
また、オリンピックをはじめとする国家的行事にも数多く参加し、首都圏で開催される定期演奏会及び室内楽演奏会、全国各地へのコンサート・ツアーやオフィス街におけるコンサートのほか、日本武道館で行われる自衛隊音楽まつり、陸海空自衛隊合同コンサート、21世紀の吹奏楽“響宴”やジャパン・バンド・クリニックへの出演、CD録音など多彩な演奏活動を行うとともに、全国の陸上自衛隊音楽隊員に対する教育も担当している。
さらに、韓国(2002年、04年、11年)、フィンランド(2014年)、英国スコットランド(2017年)、ロシア(2019年)の国際軍楽祭に参加や、米国陸軍軍楽隊・海兵隊軍楽隊、ドイツ連邦軍参謀軍楽隊との共演、ミッドウェスト・クリニックへの出演などを行うとともに、2015年からはパプアニューギニア国防軍軍楽隊の能力構築支援を行うなど、音楽を通じた国際交流に貢献している。
https://www.mod.go.jp/gsdf/central/band.html
柴田昌宜 副隊長・指揮 2等陸佐
大阪音楽大学卒業(トランペット)、同大学専攻科修了(指揮)。
2003年、陸上自衛隊に幹部候補生として入隊し中央音楽隊配属となる。2007年から第15音楽隊長(那覇)を務めたのち、中央音楽隊を経て防衛省陸上幕僚監部広報室で陸上自衛隊の広報を担当。2017年から中部方面音楽隊長(伊丹)を務め、2023年3月から現職。
この間、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学マスタークラスにおいて指揮のディプロマを取得するとともに、東京藝術大学での研修や国際指揮者コンクールへの参加など国内外で研鑽を積む。また米国防総省(ペンタゴン)での海兵隊軍楽隊とのコンサートや、ワシントンDCで開催されたABA総会での米四軍合同バンドの客演指揮、パプアニューギニア国防軍軍楽隊の育成支援など音楽による防衛交流に貢献。レコーディングでは日本コロムビアやブレーンから自身の指揮による多数のアルバムも発売され、2021年からは故郷兵庫県加古川市の観光大使も務めている。
これまでに、指揮を下野竜也、松尾昌美、夏田昌和、P.ギュルケ、作曲法を川島素晴の各氏に師事。
鶫真衣 ソプラノ歌手 3等陸曹
国立音楽大学、洗足学園音楽大学大学院で声楽を専攻し、2014年に陸上自衛隊で初めてとなる声楽要員として中部方面音楽隊に所属。定期演奏会を始め、数多くの行事に出演。各レコード会社への録音協力により、自身がフィーチャリングされたCDも多数発売されている。またメディアでは、日本テレビ系列「真相報道バンキシャ!」において特集が放送されるなどメディアにも多数出演している。2022年より中央音楽隊所属。
KOBE国際音楽コンクール最優秀賞・神戸市長賞、南日本音楽コンクール優秀賞、フレッシュコンサート最優秀賞・審査員グランプリ賞を受賞。
これまでに声楽を串田淑子、澤畑恵美、中村智子、ウーヴェ・ハイルマン、並河寿美の各氏に師事。