上野星矢
ジャン=ピエール・ランパル国際フルートコンクールの覇者。圧倒的な技術と音楽性を兼ね備えた、次世代のフルーティスト。
1989年生まれ、東京都杉並区出身。小学校4年生でフルートを始める。
2004年、全日本学生音楽コンクール全国大会中学生の部第1位、日本ジュニア管打楽器コンクールフルート部門金賞、大阪国際音楽コンクール管楽器部門中学生の部第1位、大阪府知事賞。15才で初リサイタルを行う。
2005年、東京都立芸術高等学校に入学。全日本学生音楽コンクール全国大会高校生の部第1位。
その後、日本音楽コンクールフルート部門にて第2位および3位、松方ホール音楽賞木管部門1位ならびに特賞など、国内コンクールで数多く受賞。杉並区文化功労賞受賞。
2008年、高校卒業後、東京芸術大学音楽学部フルート専攻入学。同年、世界三大フルートコンクールのひとつにも数えられ、フランスで開催される世界で最も権威のあるコンクール「第8回ジャン=ピエール・ランパル国際フルートコンクール」で優勝。一躍世界の注目を浴びるフルーティストとなる。
2009年よりパリに留学。パリ国立高等音楽院に審査員満場一致で入学。
2012年、パリ国立高等音楽院第1課程を審査員満場一致の最優秀賞並びに審査員特別賞を受賞し卒業。
2012年10月に日本コロムビアレコードよりファーストアルバム『万華響 KALEIDOSCOPE』でCDデビュー。雑誌『レコード芸術』特選盤。翌2013年8月にセカンドアルバム『DIGITAL BIRD SUITE』(デジタルバード組曲)を発売。こちらも2作連続で『レコード芸術』特選盤に選ばれる。
これまで山田ゆう子、堀井恵、ザビーネ・ザイフェルト、立川和男、金昌国、ヴァンサン・リュカ、 ソフィー・シェリエ、アンドレア・リーバークネヒトの各氏に師事。東京交響楽団、チェコフィル八重奏団、イル・ド・フランス国立管弦楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハ-モニー交響楽団等と共演。ティーニュ国際夏期音楽アカデミー(フランス)、アカデミア・シギショアラ(ルーマニア)でフルートクラス講師を務める。
現在はミュンヘンとパリをおもな拠点とし、ヨーロッパ各国でのリサイタルや室内楽、フランス国立リヨン歌劇場管弦楽団での首席フルーティストとして客演、海外オーケストラとの協演、アジア圏では日本国内各地だけでなく台湾、上海やソウルでのリサイタルに出演するなど世界を舞台に活躍。2014年、ニューヨーク・ヤングアーティスト・コンペティション(NewYork Young Concert Artist 2014)での優勝をきっかけに、今後はアメリカでの活動も展開予定。