内田裕也さんが亡くなった日に聴いた古市コータローのアルバム。
これは驚いた。
ショーケン。
原田芳雄。
松田優作。
石橋凌。
ビートたけし。
根津甚八。
小野寺昭。
水谷豊。
柴田恭兵。
舘ひろし。
時任三郎。
中村雅俊。
井上堯之。
柳ジョージ。
PANTA。
ジョニー大倉。そしてやっぱり
矢沢永吉。
コレはつまり「役者ロック」のアルバムではないか。曲もサウンドも、そして何より歌詞が完璧にその世界ど真ん中を狙っていて最高。オレだったら1曲だけ、ショッパいレゲエを入れたと思うが。正直、若い時なら受け付けなかった音楽だけど、オレも何十年か掛かって、こういうオシャレなレコードをサイコー！と思うようになりました。いつかすっかり映画俳優の彼が、とつぜんレスポールを弾き始めて、えっ？　このヒト、ミュージシャンだったの？　とか言われてしまう本末転倒な時代を見てみたい。アルバム完成、おめでとうございます。また池袋の映画館であいましょう。

究極のシティボーイによる「2019年の東京」のルポタージュ。

「東京」というタイトルのアルバムを作るのが最も相応しい人じゃないだろうか。

齢30半ばにコータローさんに出逢い(実は20代の時に一度お会いしているが、ビビって会話出来ず。)、此の人に東京の何某を教わってる。

今作の"東京"プロジェクト。
写真集では監修、CD、レコードではアートディレクターとして関わらせて頂いた。その際、ひとつの或る視点に重きを置いた。

コータローさんは、ロックスターというより、私の中ではヒップスター。誤解を恐れず云うと、氏の持つ本質として、人前に立つステージング、いわゆるロック性はあくまで彼の一部に過ぎず、実は平素の暮らしの中にこそ、彼の粋や美学がキラリと輝いていると感じています。普段の暮らしから生まれる感性を磨かずにステージ上だけ、付け焼き刃に輝こうとしても、それは無理なこと。いかに普段、なにを考え、どう捉え、感じているか。それを経てこそのステージ上である、その道理を深く理解しているコータローさん。
その普段、日常を切り取ってみたかったのです。


コータローさんが纏う"東京"のモダンを、粋を、ユーモアを、是非愉しんでください。

俺のモッズヒーローはポールウェラーでもなく、ピートタウンゼントでもなく古市コータローだ！M-51が最も似合う男。コータローさんの甘く切ないVOとビリビリとしたギターを聞きながらランブレッタで疾走したいぜ！！

生き抜いてきた時代が唯一の共通点の私たちですが、
私にとって偉大な音楽家でありギターリストであり、プロデューサーである。
お酒を飲んでニヤニヤしているコータローさん
スタジオで真摯に取り組むコータローさん
ライブでギターを弾きまくるコータローさん
そのギターを置いてヴォーカリストにもなるコータローさん
何処を切り取っても、古市コータローであり、いぶし銀の渋味がカッコイイ。
生き様、姿かたちが染み出ているアルバムですね。

東京のmany moodsを真空パック。
唄の数だけ路地があり、匂いがある。
聴きながらずっと、豊島区の地図を思い浮かべてました。
ファンタジーの東京ソングにはない、天性の“実録”感。
あるいはそれもまた、ファンタジーなのかもしれませんが。
そんな風に虚と実、過去と今が交錯するアルバム。

ゲストに並ぶ名前が「内海利勝」「仲井戸麗市」なのもズルい！
昔コータローさんが「ギタリスト のソロ・アルバムっていいよな」とボソッと言っていた、
その言葉通りの魅力溢れる、今までで一番“らしい”作品ではないでしょうか。つまり最高。

4枚目にして日本語で「東京」。
シンプルに付けられたタイトルがしっくりくる。こうでなくちゃ、古市コータロー。

バンドがなしえた武道館、映画、思いがけない朝ドラ出演、古着屋参入と、
まわりが羨望する見事なアクションを起こす一方、
ソロアルバムは派手なドラマを演出せず、
「東京」に暮らす一人の男をじっくりと映し出した。
まさに持つほどにしっくりと馴染む職人の細工だ。

平成は終れど、かっこいい昭和の男は永遠の憧れ。
優作、ショーケン、コータロー、、、伝承者でしょ。

"大器晩成"とは彼のこと。ギタリストとして、俳優として、古着屋のオーナーとして多方面に活躍する古市コータロー、ソロ・アルバム「東京」。ブクロで生まれ育った古市コータローの目に映る「東京」とは。
艶っぽさに満ちた前半から少年のような無邪気さを内包した後半まで、55年着重ねてきた大人を脱いでいくような絶妙な流れが素晴らしい。気心知れた浅田信一、曽我部恵一、さらには尊敬する仲井戸麗市らが参加したこの”東京”とは”古市コータロー”そのものなのかも。それにしても年々色気の増す歌声。更なる才能が開花しそうです。

「ROCKが優しくながれていた」という曲名の楽曲が示す通り、優しく、時に泥臭くも暖かいロックミュージックが並ぶ。まるでオールディーズのように心地よく耳に入り込む楽曲ばかりで、まどろみながらずっと聴いていたくなる一枚。多くの作家が引き出す古市コータローという人物の魅力と、人柄が詰まった「東京」それは、なんとも日常に馴染む作品。コーヒーとの組み合わせは抜群。もちろんお酒のお供にも、オススメです。

いつも池袋の治安を守って頂いているコータローさん、待ちに待ったソロアルバム最高です！
昭和の東京を生きた男が、去り行く時代≪平成≫の最後に残す 大人の青春アルバム。
あの頃流れた風景と想いを1枚の盤に吹き込んだ至極の作品。

ブクロの兄貴、コータローさん
「東京」発売おめでとうございます！
いつも優しくて渋くてかっこいいコータローさんの歌声とギターは、やはり優しくて渋くてかっこよかったです。シビれました。
これからもずっと池袋から応援しております！

古市コータローの最新アルバム『東京』は、あらゆるラーメンを食べ尽くした店主が出す絶品の東京ラーメンのよう。必要最低限の材料で「ロックの粋」を鳴らした沁みる1枚だ。

サード・アルバム「Heartbreaker」からもう４年半も経っていることにまず驚いた。
「Heartbreaker」はザ・コレクターズが日本武道館を成功させるための20年ぶりのソロ・アルバムだった。
ザ・コレクターズは30周年記念となる日本武道館が成功して、次なる目標を見据えたからこその新たなソロ・アルバムだと想像している。
今回も前作同様にコータローくんを取り巻くさまざまな仲間をまきこんだアルバムだが、ずいぶんと印象は異なる。「Heartbreaker」は、ザ・コレクターズのギタリストとしての古市コータローのアルバムだったんだな、と。
今回のアルバム「東京」は、古市コータローのアルバムだ。
私が制作を担当しているポッドキャスト（通称P）で、リーダーと与太話をとばすコータローくんのイメージとズレがない。アルバム１曲めの「かわいた世界に」の、ドラムのフェード・インから突き刺すようなギターのフレーズ、想像をはるかうわまわるドスのきいた低い声、ちょっとやさぐれた言い回しの歌詞、まさしくコータローくんのブログで目にする「ブルース」だ。
Pのシーズン8＃13「ラウンジでリアルゴールドの巻」で、コータローくんは「俺の昭和感は、どっちかというと（「愛と誠」の主人公）太賀誠でしょ」と話していたが、見事にそれが表現されているし、「シティライツセレナーデ」のチャーミングな感じ、「1979」とタイトルされたインタールードの、照れを含めた遊び心にもコータローくんらしさを感じる。

このアルバムができたからこそ、次は浅田信一くんとのANALOG MONKEYSのアルバムを期待したい。

カーステレオで繰り返し流している。もう三周はしただろうか。手渡しで貰った白盤は旧車のボロいオーディオに吸い込まれて以来そこに入ったままだ。 お洒落で侘び寂びを心得た江戸前のブルースを聴いていると、コータロー君が近くにいる気がしてならない。今にも角の牛丼屋の暖簾から出てきそうだ。 昔から「余裕だよ」が口癖だった。誰とも競ってなくて、何も狙ってない、ただ好きにやってる。スピーカーから鳴る音は余裕綽々と言わんばかりだ。 夕刻をつげる不動様の鐘が響いて、車窓を過ぎゆく沿道の並木を眺めながら、またコータロー君に会いたくなった。

普段のマシンガントークに比べると
めちゃ渋い声でいい感じっす
声の良さを再認識しました

コータローさん、この度は4thソロアルバム「東京」、発売おめでとうございます！
て言うか、もう４枚もソロを出すやなんて羨まし～！！！
いいな、いいな～！（笑）

お互いバンドのギタリストで、長きに渡りステージ上手に居るよって、たまにはセンターもいいっすよね！

「東京」…、我々世代が青春だった頃に馴染み深い、アーバンな大人ロックっすね！
それはこの年代にしか出せない味でもありますね。
そしてコータローさんの歌声って、時に甘くて優しいんですね…。
一方自分はと言えば、明け方のオネェの様に歪んでます…。
30数年、パンクロックでOi, Oiと叫び過ぎましたわ！（笑）

人生を季節で例えるなら、コータローくんにとって、今は実りの“秋”なんじゃないかな？
ロッカーとして、男として、今しか出せない成熟した魅力が詰まった「東京」。
また惚れちゃうよね、男も女も。

古市コータローのギターは泣かない。どんなにエモーショナルな響きでも、どんなに深い思いが詰まったフレーズでも、決して涙を流したりはしない。メソメソなんて嫌いだからだ。
……という話を彼としたことがあって、それは実は『Mountain Top』の取材の席だったのだが。あれから24年も経ってもこの認識は強まるばかり。むしろこの男の人生のさまざまな背景がわかった今になると、なおさらである。
ニューアルバムにはそれこそ「そんなに悲しくなんてないのさ」という歌がある。
悲しみはビールとともに流し落とし、憂いは笑顔で吹き飛ばす。男のやせがまんが粋に見えた時代に多感な時期を過ごした彼の美学だろう。
フレッシュなのに渋みもある『東京』。
東京以外の場所で暮らす人にも刺さる一作だ。

古市コータローの東京を聞いた。
めちゃチープなサウンドにフレーズに歌詞、それだからこそ俺はめちゃ昭和を感じてしまった。
東京と昭和それを表現したかった、昭和と平成、そしてコータローの「東京」。

ストレートなロック、それを通過した歌謡曲マナーな曲もあり、さらには極上のシティポップまで！それらがひとつのアルバムに収まる器の大きさはコータローさんだからこそなせる技なのですね！ウェットな音像で展開される「愛に疲れて」が最後の最後にドライになるあの瞬間がたまりません！

ヤバい…コレ今年一番聴きそうだわー。
ちゃんと不良のロックで昭和で歌謡で全部がちょうどイイ！

「男が惚れる」という言葉があるけれど、これほどまでに「男にモテる男」を知らない。
「焼きもち」が存在するくらいの恋情。

コータローさんみたいな人も、
コータローさんっぽい人もいない。
誰も「古市コータロー」のようにはなれない。
なのに。だからか。
みんな、強い憧憬の念を抱く。

アルバム「東京」の完成＆発売、おめでとうございます！
コータローさんの魅力と、仲間達の愛がギュギュッと詰まった作品。
ずっと大切に聴かせていただきます！

「東京」アルバム、本日発売おめでとうございます。
1曲目「かわいた世界に」の重厚なベースとVo、物悲しいギター～
「愛に疲れて」乾いたスネアと、何とも言えないコータローさんの唄声、
どんどん引き込まれるアルバムに、作業を忘れて聴き入ってしまいました。

個人的に、私のベストコレクション加えたい1枚です。
カッティング当日、コータローさんご本人に立ち会って頂き感激でした。

是非、一人でも多くの音楽、レコードファンに聞いて頂きたい1枚です。

コータローさん、スタッフの皆さん、これからも大いに期待して応援してます。

大好きなギタリスト！コータロー先輩がソロアルバムをリリース、そんなのカッコいいに決まってるでしよ！コータローブルーズが炸裂してました。

ちょっといなせで気っ風がいい洒落た「東京」、あるいはまだ舶来なんて言葉が似合っていた頃の「横浜」など、かつての粋な都会（まち）の風景を、それらが崩壊しつつある2019年の今の目線から綴った現代回想録のようなアルバムだ。大人の男が捧げる都会のうた。野坂昭如、植草甚一……なんて大先輩たちを思い出しました

冒頭『かわいた世界に』から、ブルージーなギターソロが痛快だ。 この間合いをたっぷりとるアプローチはThe Collectorsとは違う。 『東京』は全体的にツインリードのソロが雄弁だったりと 自然とそうなったのか、差異化をはかったのかはわからないけれど、 The Collectorsとは一味違う古市コータローをたっぷりと堪能させてくれる。 かと思えば、前作に続きタッグを組んだ、浅田信一が書いた 「ハローロンリネス」はThe Collectors「クライム サスペンス」延長上の 80年代末マンチェスターサウンドを彷彿させているのが面白い。 Layneの萩本あつしが書いた疾走感あふれる「Song Like You」も然り、 意外と提供曲の方がThe Collectors節なのである。

一方で自ら作曲した「ホンキートンクタウン」「夏が過ぎてゆく」などでは ピアノフィーチャーの音像で丁寧に歌い上げるコータローさんが印象的だ。 肩の力の抜いた歌声は、過去のソロアルバムでは最高の出来って気がする。 特に「夏が過ぎてゆく」はエモーショナルなギターソロもたしかに聴きどころだが、 あえてギターを持たず、スタンドマイクで歌ってほしいと思った。 スーツ姿でキメてマフラーを下げて煙草を燻らせながら… なんかそんな映像が浮かんだり。

『東京』というアルバムを聴いて思ったのはダンディズムについてだ。 先達にいっぱいいた、ちょっと怖いけれど優しい“たよれる男”のムードを 間違いなくコータローさんは持っていて、でもイメージ的に湿っぽくはない。 こういう年齢相応のダンディズムを持ったロッカーが少なくなってしまった。 どちらかといえば、アンチエイジングな方向に向かいがちなシーンの中で 『東京』でのコータローさんはありのままの古市コータローを 奇をてらったりせずに歌い上げて、ギターも存分に弾いていて、 かっこいい年齢の取り方をしていてそこが素晴らしい。 そんな中で「そんなに悲しくなんかないのさ」のような 僕だったら迷わずシングルカットしそうな楽曲があってニンマリしてしまう。

90年代、『The many moods of KOTARO』『Mountain Top』の2枚が出て、 前作『Heartbreaker』が出たのが2014年だ。 90年代のように２枚で終わっちゃうのではなくて、 東京オリンピックは終わっているかもしれないが 2020年代の東京を歌う“ポスト『東京』”も作ってほしいな。 そんなことも考えながら、シンガー古市コータローを僕がじっくりと堪能している。

「東京」の発売おめでとうございます！コータローさんのこだわりが詰まった素晴らしい作品を聞きながら今夜も酒を飲むのでしょう。「かわいた世界に」のイカした曲にはじまり、「夏が過ぎてゆく」でせつなく終わる。なつかしさ漂う安心できる世界観に包まれながら、色々な片鱗を見せる「東京」は聞けば聞くほどしみてくる最高のアルバムだと思います！「愛に疲れて」のフレーズは特に大好物です！！

指先から放たれる色気を宿したギター・フレーズは「東京」という街によく似合う。
多くの人々を惹き付ける伊達男だからこそ表現できた、素晴らしき平成シティ・ブルースがここに。

初めてお話し出来たのが2017年

少しのお付き合いですが
その中で感じた
コータローさんの
穏やかさ、優しさ、セクシーさ、無邪気さ
その総てが詰まっている曲、歌声と感じました

ソロアルバムリリース
おめでとうございます！！！

古市コータロー、まずこの名前がカッコいい。そしてこのソロアルバム。男らしさにもいくつか種類があると思うが、照れ隠し的なジョークに走ったりせず、カッコつけるとこはとことんカッコつけ、優しいところはとことん優しく。そんなコータローさんの男らしさが俺は好きだなぁ。しかも両方似合ってる。スーツもカジュアルもイカしてるコータローさんそのものっていうか。幅はあるけどポリシーは貫く。モッズのお手本っすね！あと、ギタリストであるコータローさんのソロアルバムだけど、ギターソロがコンパクトなのがカッコいい。あくまで歌モノってところが、在り方としてさすが！って思います。

ずるいよね、コータローさんは。
こんなド直球なアルバム出しちゃうんだもの。
いま『東京』なんてタイトル付けて許されるのコータローさんだけよ。 ハードボイルドなイメージを持つコータローさんだけど、歌うときの声は甘くて。そこにペーソスっつーか、苦味も混じるからコーヒーゼリーみたいなんだ。プッチンプリンでもいいけど。まぁ、ずるいよね。

アルバム聴いてると、とにかくその声に耳がいく。
気負いのなさと忍ばせた熱量がどっちもあって、それを楽しん歌ってる様子が声に表れてる。 そりゃそうだ、これだけの製作陣を集めて「ちょっと、イイ感じにやっちゃってよ」でバッチリになっちゃうんだもの。 そりゃ堂にも入るよ。

フツー、ソロアルバムって自分のエゴを全面に押し出す場なんですね。 等身大とかいいながら「アレもやりたいコレもやりたい」とか「実は私こんなことも出来るんですよ」とか、妙に肩肘張っちゃったりイイとこ見せようとしがち。 それがこのアルバムは、気の置けない仲間たちにジャンジャン委ねてるからせせこましくなくて、風通しが良い。 しかも集まった面々が「俺の好きな古市コータロー」を持ち寄ってるから、逆説的にいつものコータローさんと１ミリのブレもない。
あとは、青臭いセンチメンタルね。
コレ、コータローさん自ら歌詞書いてたらここまでセキララにはならないハズ。もっと無頼を気取るか、どこかでオチを付けちゃうか。 それ分かってて、敢えてオーダー無しで作詞陣に頼んでんだろうから、もう確信犯よね。まぁ、ずるいよね。

そう、だからこのアルバムにはハナから名盤の匂いが備わってんだな。 飲み屋でこのアルバムかかったら、イントロ聴いてまず「おっ？」てなるね。 カウンターのおっちゃん「ギター、イイじゃん」とか言ったりして。お店のオネーちゃん、サビでテキトーにハミング付けたりして。恋人も濡れるよね。
とかなんとかまぁ長々つらつら喋りすぎましたが、
結局何が言いたいかというと、
古市コータロー、ずるいよね。