夏休みに、引越しをしました。
都内から都内への移動なので環境はあまり変わらないとはいえ、3歳児と0歳児を抱えての引越しは、なかなかの大変さでした……(笑)。
引越し業者が荷造り、荷解きまでしてくれる「おまかせプラン」なるものを頼めばよかったものの、プロとはいえ知らない方に荷物を詰めてもらうことに抵抗があった私は、「時間がかかっても、子どもたちが遊んでいる間や土日に少しずつ荷造りすればいいや~」なんて呑気に思っていたのです、箱詰めを始めるまでは。
大変だった理由は、主に3つ。
・娘、「しまっちゃだめー!」と言って箱詰めを妨害してくる
・息子、つかまり立ちをして目が離せない&泣いて抱っこをせがむ
・夏休みで娘が日中も家にいるため、そもそも2人の育児だけで手一杯
子どもたちのものは最後に箱詰めしようと手をつけていなかったのですが、娘は日常の風景が変わってしまうことが嫌だったのか、箱に詰めているそばから出す、箱にしまわないでと言って怒るで、とにかく作業が進まないのです。
箱詰めの押し問答をしている横では、生後5ヶ月の終わりにも関わらずつかまり立ちを始めた息子が、目を離したすきに倒れて泣くというオプションまでついてきて、もう、お手上げ状態でした。
そもそも、夏休みの3歳娘と生後5ヶ月の息子の育児だけでも大変な時期ですよね(トホホ)。
このままでは、引越し日に間に合わない……! と、危機感を覚え、少しずつ荷造りする作戦は諦めて、夫と、私の両親、妹夫婦の夏休みが合う3日間を使って、集中的に荷造りすることにしました。
幸い、娘はおじいちゃん、おばあちゃんの家に泊まりに行くのが大好きなので、2泊3日で泊まりに行ってもらうことに。息子は、うちに来てくれた妹夫婦にみてもらい、私と夫で3日間フル稼働して、やっと荷造りが終わりました。
もし引越しの見積もり日に戻れるのなら、過去の私に「おまかせプラン」を大プッシュすると思います……。何より、この作業を1日で完了させてしまう業者さん、すごい!
*新しい家で、お気に入りの馬のぬいぐるみに「きょうからここにすむんだよ。くるまがはしってるよ、見える?」と、話しかけている娘
無事に引越しも終わり、またまた家族の力を借りながら、少しずつ荷解きをしていたある時。娘が、「明日は〇〇ちゃんちに行く?」と、幼稚園の友達の名前を口にしました。
娘には事前に、新しい家に引越しをすること、新しい幼稚園に行くこと、前の幼稚園の友達と時々は会えること(毎日は会えないこと)は伝えていましたが、まだあまり理解できていない様子。
それからも時々、機嫌が悪い時に「前のおうちがいいー!」と泣いたり、「〇〇ちゃんといっしょがいい」と言ったりするようになりました。
前の家では、ありがたいことに仲良しの友達もたくさんできて、娘も楽しそうに生活していたので、大人の都合で引越ししてしまったことで可哀想な思いをさせてしまったなと、心が痛みます。
私自身も、親戚のおばちゃんのような気持ちで成長を見ていた娘の友達、そして仲良くしてくれたママ友たちと離れるのはさみしかったので、娘がさみしい気持ちを伝えてきた時には、素直に共感して、できるだけ心に寄り添ってあげることにしました。
今はそんなことしかしてあげられませんが、そうしているうちに、娘が少しずつ新しい環境、新しい幼稚園に慣れて、仲良しの友達もできますように。今はそう、願うばかりです。
平岩茉侑佳
*近所の友人たちがくれたプレゼントと寄せ書き。いくつになっても、別れはさみしいものですね
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