夏休み前の休日のこと。近所のママ友のお誘いで、とうもろこし畑で行われる迷路&収穫体験に参加してきました。
赤ちゃんのころからとうもろこしが大好きな娘。畑に生っている姿を見せてあげたい、自分で収穫したとうもろこしを食べさせてあげたい、そんな動機で参加しましたが、何より、娘も私も収穫すること自体がとても楽しかったので、それだけでも参加してよかったと思っています(息子はパパとお留守番)。暑い中、自転車での長距離移動を頑張った甲斐がありました。
現地に到着すると、都内とは思えない広大な畑に、大人の背よりも高いとうもろこしが1万本以上もずらり。入り口で農家の方に収穫のポイントを教えていただき、いざ、とうもろこし迷路&収穫体験スタートです。
写真で見るのと実際に入るのとでは、やはり迫力が違いますね。子どもの低い目線ならなおさらです。「出口はこっちかな?」「ここに抜け道があるよ!」と、子ども同士で声を掛け合いながら、ゴールを目指します。
ちなみに、迷路の途中に生えているとうもろこしは、どれを採ってもOKというルール。迷路を楽しみながら、農家の方に教わったポイントに従って美味しそうなとうもろこしを選んで収穫していきます。教わったポイントは、主にふたつ。
・とうもろこしのヒゲが茶色いものを選ぶ
・片手で茎をしっかり持ち、もう片方の手で実を横に倒す
(小さな子どもが収穫する場合は、親が茎を押さえ、子供が両手で実を横に倒す)
4歳の娘も、小さな手で実をつかみ、力いっぱい倒します。ボキッ! という音とともに大きなとうもろこしの収穫に成功すると、「自分で採れたよ!」と大喜び。計4本収穫し、お土産に持ち帰りました。
採れたてが美味しいということで、帰ってから早速調理。薄皮を残して皮を剥き、そのまま15分蒸したら出来上がりです。薄皮をめくると、色鮮やかなプリプリの実が現れました。
ガブリとかぶりつきたいところですが、わが家の子どもたちは一粒ずつ指でつまんで食べたいタイプ。いつも蒸し立てのとうもろこしを一粒ずつほぐすのですが、それが熱くて、熱くて。親指が火傷一歩手前の状態になりつつも、蒸し立てを食べさせてあげたいので耐えていました。しかし今年は「粒取り名人」というとうもろこしカッターを入手したので楽チンです。
とうもろこしカッターには、ピーラータイプやリングタイプなど、いくつか種類があるのですが、わが家が選んだのはスコップタイプ。蒸したとうもろこしの端に「粒取り名人」を当て、粒の縦列に沿ってスライドしていくと、胚芽が残った状態の粒が連なった状態で取れるのです。
実際に使ってみたところ、蒸し立ての熱々とうもろこしも、火傷することなくきれいに取ることができて、とても便利。今までの忍耐の時間は何だったんだと思ってしまうほど、気持ちよく取れます。一粒ずつ食べたいわが家にとっては、粒の根本からしっかり取れるこちらが合っていました。
家族4人で早速いただいたところ、さすが、収穫してから3時間の鮮度抜群とうもろこし。2本蒸しましたが、美味しくてあっという間になくなってしまいました。「娘ちゃんが採ったとうもろこし、甘くておいしいでしょー? みんなの嬉しそうな顔が見たかったんだ!」なんて一丁前なことを言っていた娘でしたが、忖度なしに、本当に甘くて美味しかった。娘のおかげで、笑顔がいっぱいのおやつタイムとなりました。
以前から野菜の収穫をさせてあげたいと思っていましたが、いざやってみると、収穫の楽しさ、とうもろこしの生り方や採り方の学び、採ったものを食べる美味しさや喜び、自分が採ったものを人に食べてもらえる幸せなど、想像以上に実りの多い体験となりました。
今度は秋のさつまいも堀りや、フルーツ狩りに連れて行ってあげたいです。
*おまけ
「おばあちゃんとじいじにも、娘ちゃんのとったとうもろこしをあげたい!」と言うので、2本お裾分けすることに。とうもろこしの皮に宛名を書いて(映画「となりのトトロ」の真似です)、実家にお届けしました。「今まで食べたとうもろこしの中で一番美味しかった!」そうです。よかったね、娘!
平岩茉侑佳
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