娘5歳。4月から年長なので、いよいよ2023年度入学児向けのランドセル選びがスタートします。ランドセルは、晴れの日も雨の日も、元気のある日もない日も、ピカピカの1年生の時も、すらっと背が伸びた高学年のお兄さん、お姉さんになってからも、常に子どものそばにいる小学校生活の相棒的存在。これから娘に購入するランドセルも、娘の小学校生活を支える存在になっていくはずです。だからこそ、娘が使いやすく、愛着が持てるランドセルをじっくり見つけてあげたいと思っています。
小学校入学を控えた子どもの親がランドセルを購入するために活動することを、近年では「ラン活」と呼ぶことをご存知でしょうか。ラン活の時期は年々早まっており、2023年度入学モデルの場合、早いメーカーだと昨年夏からカタログ請求の受け付け、今年1月から販売をスタートしているところも。2022年度入学モデルでは、販売開始から2ヶ月経たないうちに全商品が完売してしまったメーカーもあるというから驚きです。
とはいえそれは一部の話で、過去の動向を見ると、人気メーカーの売れ筋モデルでなければ春、夏ごろまでは多くの商品から選ぶことが可能。また、販売開始から数ヶ月間、完売製品を出さない期間を設けているメーカーもあります。「絶対にこのメーカーのこのモデルがいい!」という強いこだわりがなければ、販売開始早々に「在庫がなくなるかも」と焦って決める必要はなさそうです。
ここで、ラン活は具体的にどんなことをするか、一般的な流れをご紹介します。
(1)メーカーにカタログ請求
WEBやランドセル購入経験がある友人などのアドバイスを参考に、メーカーの情報収集。気になったところにカタログ請求をします。昨年の秋~冬ごろからカタログ請求を受け付けているところが多いようですが、実際にカタログが送られてくるのは大半が2月以降のようです。
(2)スケジュールチェック
各メーカーのWEBなどを参考に、展示会の開催日程や販売開始日などをチェック。早いところでは1月から販売前の内覧会を行っているところもありますが、春ごろから展示会や店頭販売をスタートするところが多いようです。
(3)展示会・店舗予約
WEBや電話で展示会や店舗の訪問予約をします。近場に店舗がない場合は、出張展示会が実物を見ることができるチャンス。機会を逃さないよう、早めに予約しましょう。
(4)展示会や店頭で実物をチェック
写真ではわからない実物のディテールや背負い心地、重さ、使い勝手などをチェックします。
(5)注文
メーカー指定の方法で注文。店頭で注文できるところもあれば、WEBのみで受け付けているところもあります。
早速わが家も、気になるメーカーや百貨店などにカタログ請求をしました。すでに全モデルをWEBで公開しているところもあるので、そちらもチェックしています。
個人的には、飽きのこないキャメルなどの色が好みなのですが、娘に「何色のランドセルがいい?」と質問すると、答えは決まってピンク色。「大きくなってから気が変わってしまうのでは……?」と、少々不安でした。ですが最近では、おもちゃや服を選ぶ時にも、じっくり考えてから「これがいい!」と後悔のない選択ができるようになってきた娘。きっとランドセルも、自分が好きなものをしっかり選び、愛着を持って使うことができるような気がしているので、娘の選択に任せようと思っています。自分で悩んで決めることを繰り返しながら〝好き〟を確立していってほしいし、「本当はあれがよかったなあ」なんて思いをさせたくないですしね。とはいえ助言はすると思いますし、事前に機能面を吟味して、ある程度メーカーやモデルをしぼる予定ではいますが。
娘はどんなランドセルを選ぶのでしょうか? またご報告したいと思います。
*先日、百貨店内の通りがかりのお店で2022年モデルを試着させてもらった娘。娘が選んだのは、やっぱりピンク色でした。
平岩茉侑佳
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