夏休みが終わり、やっと日常が戻ってきました。まだまだ日差しは暑いですが、涼しい風を感じる日も増え、「ああ、秋になったんだな~」と、どこかほっとした気持ちも湧いてきます。食、芸術、アウトドア、スポーツなど、秋の楽しみを想像すると、やっぱりわくわくしますよね。
とはいえ、暑い夏に思い切り遊ぶのも大好きなわが家。夏休みは、友人家族と一緒に山梨県の河口湖に遊びに行ってきました。河口湖と言えば、遊覧船や釣り、ロープウェイ、大型レジャー施設など、いろんなお楽しみがありますが、なかでも、今回初めて訪れたふたつの施設がよかったので、ご紹介したいと思います。
ひとつ目は、「富士すばるランド」。「富士の大自然に囲まれた家族のテーマパーク」と謳っているだけあって、自然豊かな環境を活かしたアスレチックコースや、自分で漕ぐことで進むトロッコやパドルボート、そりで滑走するジャンボすべり台、5階建ての立体迷路、親子で楽しむオフロードバギー、森の中を走るSLなどなど、子どもと一緒に五感を使って楽しめるアトラクションが敷地内に点在しています。大型遊園地のジェットコースターや華やかなショーのような派手さはないものの、体を使って取り組む素朴なアトラクションが多く、好感度の高い遊園地でした。
子どもたちが特に楽しんでいたのが、木製アスレチック「自然体験基地どんぐりコース」。木と木の間にかけられた吊り橋をおっかなびっくり渡ったり、ツリーハウスで探検家気分を味わったり、バランスを取りながらネットの上を進んだりと、果敢に挑戦していました。ちなみに、大人全員が大興奮だったのは「ロールグライダー」。地上約5メートルの高さにあるレールに体を吊られ、木々の間を縫うように滑走するので、スリル満点。私の悲鳴が富士の麓に轟いておりました……。
結局、朝一で入園し、帰ったのは閉園間際。子どもたちはもちろん、大人も「スニーカーで行ってよかった~」と思うほど、いい運動になってよかったです。ただ、0~3歳は利用できないアトラクションが多いので要注意。幼稚園の年中から小学生くらいのお子さんは特に楽しめる施設だと思います。
ふたつ目は、「ふじさんのぬく森 キポキポ」。森林体験・木育を主体とする森林環境教育の拠点として2020年にオープンした施設なのですが、綺麗、広い、おむつ替え・授乳室完備、木のおもちゃが充実、ということで、小さな子ども連れには大変ありがたい場所でした。
施設内には、小さな小屋がいくつも並んでいる「おもちゃのまち」、忍野八海をイメージした木の玉プールや螺旋階段がある「ふじのもりひろば」、山中湖をモチーフとした木の玉プールや赤ちゃん向けの木製おもちゃで遊べる「赤ちゃんひろば」の3つのエリアがあります。娘は「おもちゃのまち」が気に入ったようで、各小屋に入っていろんな木のおもちゃで遊んでいました。息子は「ふじのもりひろば」内のボールプールならぬ、木の玉プールにダイブ! 体中で木のぬくもりを感じていたようです。
雨が降ってきたので利用できませんでしたが、屋外のツリーハウスパークでは、ツリーハウスやネットの遊具などでも遊ぶことができるそう。ちなみに、敷地内には施設利用者以外も利用できる大型遊具もありました。
私たちが訪れた際には、コロナ禍ということで午前の部と午後の部の入れ換え制を導入しており、夏休み中で混雑していたこともあって、人数制限も実施中でした。訪れる際は公式SNSをチェックしてから行くとよさそうです。
そのほか、釣りをしたり、スワンに乗ったり、 BBQをしたり、河口湖で自然にたくさん触れることができ、いい思い出になりました。どちらの施設も、これからの季節でも十分楽しめると思いますので、山梨県へお出かけの際は、候補に入れてみてください。
平岩茉侑佳
<<<vol.25 | 特集TOPページ | vol.27>>> |