1/8(祝)で、わが家の長い長い冬休みが終わりました。
「冬休みを“長い長い”と形容するとは、夏休みでもないのに大袈裟な」と思われそうですが、通常2週間のところ、わが家は3週間以上の冬休みを過ごすことになったので、本当に長かったのです。というのも、12月中旬から娘のクラスがインフルエンザによる学級閉鎖に。期間中に娘もインフルエンザに罹患していることが判明したため、そのまま冬休みに突入してしまったのでした。
長い冬休み最終日の夜。久しぶりに学校に行く娘は「明日寝坊しちゃったらどうしよう。ママ絶対起こしてね!」「お友達に会うのが久しぶりでちょっとドキドキする」と、そわそわ。さらには、「学校までの道を忘れてたらどうしよう。一緒に行こうよ!」なんて弱気なお誘いまで。道は覚えているはずだし、もし道を間違えてもAirTagでランドセルの位置を探して迎えに行くから大丈夫と伝えると、翌朝元気に登校して行ったのでした。
ちなみにAirTagとは、「探す」アプリを使って持ち物がどこにあるか見つけることができるApple製デバイスのこと。鍵や財布、バッグなど、持ち物につけたり入れたりして使用します。わが家は娘のランドセルにつけ、ランドセルの位置で娘がちゃんと学校についたか、下校時に私と行き違いになっていないかなどを心配な際に確認しています。
*キーホルダーを装着したAirTag。本来は持ち物を探すために作られたものなので、本人の許可なく人を追跡する目的で使用するのはNGです
小学生になると、子ども用のGPSや携帯を持たせるか持たせないか、持たせる場合は何を持たせるか、悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。私も娘の入学時に先輩ママ友に話を聞いたり、各社の子ども用GPSについて調べたりして、契約を検討しました。なかでも「BoTトーク」は、GPSで子どもの位置を正確に確認できるほか、オプションでお互いの声を送り合うことができることから安心且つ便利で良いなと思っていました。
しかしわが家の場合、そもそもまだ習い事や友人宅で遊ぶ際にも送り迎えをしている娘のために、そこまでの機能は必要なのか? 本体価格のほか、各社500円以上する月額通信費を払うのはどうなのかと思い直し、ひとまず契約を見送っていました。
そんな中、友人に聞いて候補に上がったのがAirTag。
AirTagが現在のわが家に合っていると感じた点がこちらです。
●買い切りで使用できる
(本体さえ購入すれば通信費などの月の固定費は不要。ただしiPhoneにAirTagを登録して「探す」アプリで管理する必要があるので、使えるのはiPhoneユーザー限定です)
●電池交換頻度が1年に1度程度と少ない
(子ども用GPSは4日~2ヶ月に1度程度の充電が必要だそう。うっかり者の私は「気づいたらバッテリーがなくなっていた!」なんてことになりかねないので、交換頻度が少ないに越したことはないのです。電池交換のタイミングもiPhoneに通知があるそうなので助かります)
●耐水性能が備わっているので子どもが持ち歩いても安心
(防沫性能、耐水性能、防塵性能が備わっています)
●アクセサリが充実
(500円硬貨よりひと回りほど大きいサイズのAirTagは、ホルダーなどに入れて使用するのがおすすめ。キーホルダーやカラビナ付きホルダー、ストラップ付きホルダーなど、AirTag専用のさまざまなアクセサリが販売されています。Apple純正ではありませんが、腕時計のように腕に装着するベルトタイプも売っているので、ひとりで遊びに行く際につけて行ってもらうこともできそうです)
AirTagは、近く(半径10m程度と言われています)にあるiPhoneやiPadなどのBluetooth機能を使用して位置情報を送るので、GPSと比べると位置情報の更新頻度や表示の精度は多少劣るものの、だいたいの位置が把握できればよいと思っているわが家にとっては、いまのところ不自由はありません。ただ、Appleデバイスを使っている方が少ない地域では、位置情報の更新頻度が低くなってしまうのでご留意ください。
今後、娘がひとりで外出することが増えたり、遠くの習い事に行ったりすることになったらGPSやキッズ携帯なども検討すると思いますが、しばらくはAirTagで事足りそう。いずれ役目を終えたら、自宅の鍵などにつけて使用しようと思います。
平岩茉侑佳
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