2025年になって10日ほど経ちました。
みなさまはどんな年末年始をお過ごしだったでしょうか。
ここ数年、大晦日は友人宅に泊まりに行き、子どもたちが寝てから大人だけでわいわい年越しをするのが恒例になっているわが家。今年も例年通り“年越しお泊まり会”を開催したものの、子どもたち4人が大はしゃぎして夜更かししてしまったため、必死に寝かしつけをしていた暗闇の寝室で2025年を迎えてしまうという、地味すぎる年越しとなってしまいました(笑)。
年末年始は、年越しそばや除夜の鐘、お正月飾り、初詣、おせち、お年玉など、日本の伝統文化に触れる機会がたくさんありますよね。日常生活では見慣れないものもたくさんあることから、今年は小学2年生の娘から「何で大晦日には年越しそばを食べるの?」「何で鏡餅は1/11まで食べちゃいけないの?」「何で玄関に飾りをつけるの?」「何で? 何で?」と、たくさんの質問をされました。
「おそばのように長いものを食べることで長生きできるようにだよ(諸説あり)」、「家に来てくださる神様をお迎えするためだよ」などとその都度答えると、「そうなんだ!」と納得し、お店で一緒に鏡餅を選んでくれたり、しめ縄を飾ったりしてくれた娘。
今までは特に気に留めることもない様子でしたが、小学生になり、季節の行事により関心を持つようになったように思います。
普段から比較的積極的に季節の行事を取り入れている(と思っている)わが家ですが、2025年はさらに月の行事や旬のものを子どもたちと楽しみたいなと思い、昨年末に発売になった、イラストレーターの杉浦さやかさん著『わたしたちの歳時記』(ワニブックス)を購入しました。
*杉浦さやかさんの絵がふんだんに使われていて、眺めているだけでも楽しい1冊
お正月飾りや手づくりで楽しむハロウィン、アドベントカレンダー作りなどなど、季節の楽しい手作りアイデアや豆知識がいっぱいの本書。「◯月の歳時記」といった具合に月ごとの構成になっているので、「今月はどんな行事があるかな?」「今月の草花は何があるだろう」と思った時に調べやすく、早速重宝しています。また、12カ月分載っているカレンダーには毎日記念日も記されているので、今日は何の日か、娘と一緒に調べるのも楽しいです。
子どもたちも少しずつ大きくなり、だんだんと自由な時間もできてきたので、今年は『わたしたちの歳時記』を参考にさせていただきつつ、日々の暮らしや季節の行事をもう少し丁寧に楽しむ年にしたいと思います。
平岩茉侑佳
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