前回の記事で2026年度入学の“ラン活”事情について書きましたが、あれから1カ月。無事に息子のランドセルを決めることができました。
2026年度入学向けのラン活では、「ランリュック」や「リュッセル」と呼ばれる、ランドセルとリュックサックの長所を組み合わせた新しいタイプの通学カバンが選択肢として台頭してきたことが大きなポイントだったように思います。
ランリュックには、ランドセルよりも軽量なものが多かったり、ランドセルに比べて安価なものが多いことから金銭的負担が少なかったり、成長に合わせた買い替えも検討しやすかったりといったメリットがありますが、以下の理由から息子はランドセルを購入することにしました。
・息子が進学予定の娘の小学校ではあまりランリュックの子がいないこと
・娘と私の体感ですが、ランドセルには体感重量を減らす機能がいろいろと備わっているため、教科書やノート類などをいろいろと持ち帰る娘&息子の小学校にはランドセルが合っていると感じたこと
・息子本人がランリュックではなく娘と同じランドセルがいいと言っていたこと
ということで、娘のランドセルも購入した土屋鞄製造所の童具店へ、春休みに行ってきました。
土屋鞄製造所は、1965年にランドセルづくりからスタートしたブランド。職人がひとつひとつ丁寧に作り上げたランドセルからは、「時を超えて愛される価値をつくる」という創業時からの信念が伝わってきます。
また、私が以前編集していた雑誌と土屋鞄製造所がコラボレーション商品を作ったことがあったご縁から、子どもたちのランドセルは土屋鞄製造所で購入できたらいいなという気持ちもありました。
当初は「黄色いランドセルがいい!」と言っていた息子ですが、ここ数週間で、大好きなお友達のお兄ちゃんが黒いランドセルを使っているということを耳にしてから、「ぼくも黒いランドセルにする!」と心変わりした様子。入店するや否や、黒いランドセルに向かってまっしぐら。実際に背負って鏡で自分の姿を確認すると、「ぼく、このランドセルがいい!」と即決でした。そう言えば娘も、3年前に店頭でいまのランドセルを見つけた瞬間、愛おしそうに抱きしめて「これにするー!」と即決していたことを思い出しました。わが子たち、普段はそうでもないのですが、なぜかランドセルを決める時だけずば抜けた決断力を発揮するようです(笑)。
その後、「これはどう?」「こっちもいいんじゃない?」といくつか勧めてみたものの、気持ちがまったく揺るがなかったので、息子が最初に選んだ黒いランドセルに決定。娘も息子も、好きなランドセルと出会うことができてよかったです。
*イラストレーター・長場雄さんが描いた絵のパネルの前でぱちり。「No.1 RECO 牛革ハイブリッド ブラック」を購入しました
ちなみに、娘がランドセルを購入した3年前は配送時期を選べたのですが、息子のランドセルは2025年5月7日から2026年3月20日までに発送とのことで、配送時期は選べないのだそう(発送の2週間ほど前に連絡をいただけるようです)。保管場所を確保しておかなくては!
これにて、わが家のラン活は終了。
お気に入りのランドセルとともに、息子が楽しい小学校生活を送れますように。
平岩茉侑佳
<<<vol.56 | 特集TOPページ |