娘は小学校に進学した頃から、天然石に興味を示すようになりました。
理由は、同じクラスに天然石集めをしていた友達が多かったから。
「〇〇くんが宝石探しに行ったんだって!」
「△△ちゃんが今度遊んだ時に宝石見せてくれるって!」
と、クラスの友達の天然石事情についてよく話してくれていました。そして次第に「娘ちゃんも宝石探しに行きたい!」と言うようになったのです。
ちなみに娘の言う「宝石探し」とは、鉱山に行ってツルハシで採掘するような本格的なものではなく、レジャー施設やショッピングモール、イベント会場などで手軽に楽しめる体験イベントのことです。参加費は施設や規模、採れる天然石の種類や量などによって異なりますが、数百円から数千円程度の体験が主流になっています。
「宝石探し」に行きたいと言われていたものの、行かずにいるうちに息子も天然石に興味が湧いてきたので、ついに先月「宝石探し」に行くことに。
向かったのは、山梨の河口湖近くにある宝石探しと天然石のお店。名物の屋外宝石探しのコースは砂漠エリア、暗闇エリア、川エリアなどのエリア分けがされている約500坪の敷地から天然石を探すので、子どもだけでなく大人も夢中になって探していました。
わが家は子ども向けの屋内コースを選択。大きな砂場のようなスペースに敷き詰められたゴムチップの中から探すのですが、掘るまでもなくあっちにもこっちにも天然石が落ちているので、5歳の息子よりも小さいお子さんたちも楽しく「宝石探し」をしていました。
ふたりとも制限時間30分で支給されたカップいっぱいの天然石を獲得! 念願の天然石をたくさん手に入れ、大喜びでした。
*ひとり1回でこの量の天然石が採れました
その後ホテルへ移動し、施設でいただいた石の名前表と天然石を見比べながら、「娘ちゃんはローズクォーツが好き」「僕はこの恐竜のつめみたいなのが好き!」「これとこれ交換しよう?」などとふたりで盛り上がっていました。
自宅に帰ってからは、娘は100円均一ショップで購入した仕切りのついているクリアケースに種類ごとに分けて収納、息子は海賊の宝箱のような収納ボックスに入れてコレクションしています。
ふたりともまた行きたいと言っているので、今度は子ども向けコースではなく大人も楽しめる屋外コースにチャレンジする予定。わが子たちの天然石熱は、まだまだ冷めそうにありません。
平岩茉侑佳
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