夫が休みだった平日の夕方、虎ノ門ヒルズで開催中の展覧会「デザインあ展neo」に行ってきました。
NHK Eテレで放送中の人気番組「デザインあneo」の展覧会で、番組同様、デザインの面白さを体感しながら、デザイン的視点と感性を育むことができます。
過去2回の「デザインあ展」は「もの」をテーマに開催されていましたが、今回は「行為(動詞)」がテーマとのこと。どのような内容なのだろう? と、家族で楽しみにしながら会場へ向かうと、たどり着く前から天井に「みあげる」、曲がり角に「まがる」などの文字が。「すでに『デザインあ展neo』は始まっているんだ……!」と、ますます気持ちが高まっていきました。
*「イントロダクション~動詞の庭~」
会場に足を踏み入れると、「あ」の形をした大きな灰色のバルーンらしきものを発見。そこからスタートして、会場内には全35点の作品が展示されていました。
体験型の展示が多く、私たちが体験したものはどれも本当に楽しかったのですが、ここでは息子と娘が特にはまっていたふたつの展示を紹介したいと思います。
息子:「るてす」
天井に設置された逆さまのゴミ箱めがけて、空気のつまったゴミ袋を「すてる」展示。床にいくつものファンが設置してあるので、ゴミ袋を気流にのせることで逆さまに設置されたゴミ箱に捨てることができるというわけです。これに息子が大ハマり。うまく気流にのせないとゴミ箱に入らないので、何度もトライしていました。
娘:「デッサンあ」
現在の将来の夢は「絵を描く人!」という娘。「デッサンあ」という、ひとつのモチーフをみんなで囲んでデッサンする展示を発見し、大張り切りで挑戦していました。娘は絵を描くのが好きなだけあって、本当によく観察して描いていて感心でした。
私たちが行った時に組まれていたモチーフは、ハーマンミラーのアーロンチェア。背面や座面の下など、よく見ると複雑な構造で描きづらい……! 遠い昔にデッサンを習っていたとは思えないほど、ひどい腕前で落ち込みました。
個人的には「もちはこびトライアル」も試してみたかったです。昭和、平成世代には懐かしい(かもしれない)、パイプに触れないようにスタートからゴールを目指すという、あれです。長い行列ができていたのと、子どもたちが体験したい展示が他にあったので、諦めて次の展示へと向かったのでした。
*「るてす」
今回3度目となる「デザインあ展」ですが、2013年開催の1度目は結婚する前に夫とふたりで、2018年開催の2度目は1歳の娘と、そして3度目となる今回は、息子が増えて4人で行くことができました。行くたびに家族構成が変わっていて、感慨深いです。
「デザインあ展neo」は9/23(祝)まで開催予定とのこと。土日祝日や夏休みは混雑しそうですが、大人も子どもも楽しい展覧会なので、夏休みのお出かけにいかがでしょうか。
平岩茉侑佳
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