働いている家庭は保育園、働いていない家庭は幼稚園。
そんな区分が最近は当てはまらなくなってきました。
かくいう私も長女は幼稚園に通わせましたが、次女は現在保育園に通っています。
長女が生まれて間もなく仕事を再開した私は、あまり取材などに出かけない仕事に絞って、2歳になるまで子どもが寝ている間に仕事をしていました。
限界を感じたころに、近くの認可保育の一時保育室を週3日利用し、その間に働くという日々を過ごしていました。
そのうちに保育園か幼稚園かの選択肢を迫られたわけですが、私の住む自治体は待機児童が多く、保育園に入れる見込みは薄かったのです。
そこで、保育園に申請をしつつ、延長保育のある幼稚園のプレに通うことにしました。
プレに入ると出願者が定員オーバーでも、もれなく幼稚園への入園が許可されるため、「保育園に入れなくて働けなくなったら大変!」という気持ちで保険をかけていたわけです。
案の定、保育園には入れず幼稚園に入園したわけです。
(何せ仕事を週3日しかできていなかったわけですから。しかし子どもを預けずにどうやって週4日以上働けると言うのでしょうか! フリーランスはつらいよ。と今さら愚痴ってみます)
ふたを開けてみれば、幼稚園にはゴロゴロとフルタイム勤務の母たちがおりました。その中には「あえて幼稚園」というお母さんもいっぱいいました。
その理由として、「習い事ができる」ことをあげている方も。
長女の園では、延長保育の間に、スイミング、英会話、学研、サッカー、チア、新体操、バレエ、絵画教室その他もろもろの習い事をすることができたのです(もちろん有料ですが)。
平日の送り迎えが困難なお母さんたちには、うってつけの園だったわけです。
待機児童解消のため、幼稚園でも保育機能をもたせるようにと、文科省から各園に通達されていたので(当時)、最近は延長保育のある幼稚園が多いです。
だいたい午後5時まで預かるところが多いようですね。
長女の園は最大午後8時まで預かってくれ、長期休みも預かってくれました。
ただ、長期休みに預かり保育がある園はまだ少ないようです。
幼稚園は教育機関なので、それなりに教育をしてくれる面もありますが、デメリットもありまして、当然のことながら平日に懇談会や各種行事が開催されます。役員になると平日に顔を出さなければなりませんし、ランチ会なるものも平日に開催されます。私の時は、幼稚園の役員さんでフルタイム勤務という人が結構いて(会長もフルタイムだった)午前休を取って参加し、足早に仕事場へ向かうというシーンも多々見られました。
次女の通う保育園は保育参観以外の行事は土曜日ですし、懇談会も夕方なので、そのあたりはやはり働く人向けになっているなと思います。
「フルタイムで幼稚園希望」という方はそのあたり園ごとでも異なると思うので、どうなっているかリサーチが必要かと思います。
また、幼稚園からこども園になったという園にも、注意が必要かもしれません。
「保育園気分でいたら、行事が平日だった!」という話を聞いたことがあります。
と、ここまで幼稚園の話を書いてきましたが、随分長くなりそうなので、この話はパート2へ続きます。
本田 香
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