突然ですが、私は「節約」という言葉が好きです。
もはや主婦雑誌でも使われることが減ってきた言葉ですが、高校時代から主婦雑誌を買っていた私としては(この時点ですでに節約になっていませんが)、このワードを聞くと、主婦力がみなぎってきます。
さて皆さんは子どもとの休日、どう過ごされていますか?
「旅行へ行く」「レジャー施設へ行く」という楽しげな選択肢はあるけれど、家族が4人ともなると、それなりの出費になりますよね。
例えば日本で一番有名なレジャー施設(夢の国)ですと、わが家が行こうとすると、チケット代だけで2万4400円となってしまいます。これに交通費、お昼代やポップコーンなどを足して行くと、あれよあれよと言う間に財布が空っぽになってしまうわけです。いや、たまにはこんな日もあってよいと思いますが、お金をかけたレジャーの楽しさのレベルが100でお金をかけていないレジャーのレベルが20なんてこともないでしょう。楽しいと思えば0円でも楽しい!(笑)
というのも今年のゴールデンウィークは安近短でも、とても楽しかったのです。
ポイントは公的施設を利用すること。私たちは3箇所の公園へ行きました。ひとつは近所にある大きめの公園、もうひとつは「こどもの国」、もうひとつは上野公園です。持ち物はお昼ごはん、飲み物、レジャーシート、日よけテント(あれば)、着替え、タオル、バトミントンなど外遊びの道具、など。
近所の公園ではザリガニがとれる(外来種なのでとってもよいことになっています)ので、たこ糸と割り箸、さきイカを持って釣っています。これがまた大人も結構な白熱っぷりなんですよ! ザリガニだけではなく、植物図鑑を片手に食べられる植物を探すゲームだとか、生き物探し、追いかけっこなど、いろいろなことができます。
「こどもの国」は入園料がかかりますが、遊具や水遊びポイント、小さな動物園(別料金)など、広大な土地であらゆる遊びが体験できるので、アイデアが特になくても1日中飽きずに過ごせます。
上野公園や井の頭公園なども、動物園があったり、周辺を散策したりできます。公園によって特色が違いますから、インターネットであらかじめ調べて、目的を定めるとよいですね。「ここには長い滑り台があるらしい」「自転車の練習ポイントがある!」などなど。プラネタリウムが併設してあるところもいいですね。
おすすめは、公園へ行くことにプラスお楽しみを作ること。絶対にこれをやってくるぞ、というものを作るのです。例えば、上野公園だと、わが家は不忍池でスワンボートに乗ることと、あんみつを食べて帰ってくることをスケジュールに組み込んでいました。
子ども連れだと、不測の事態が発生することもありますので、「これだけは!」をひとつ、ふたつだけ用意して、あとはフリーにしておくと楽だと思います。
ここまで雨が降ったことを想定していませんでしたが、雨が降ったらいっそ近所を雨の中、散歩するのはどうでしょうか。これからの季節は、あじさいが見ごろです。濡れることを想定して「濡れてもOK」という気持ちで、雨を存分に楽しんでしまいましょう。子どもって、水たまりで延々遊べるものです。カタツムリにも出合えるかもしれませんね。でかける前にお風呂を用意しておき、帰ってきたらすぐに入れるようにしておくのはどうでしょうか。
平日は何かとバタバタしているもの。近場だと遠出するより疲れませんから、カリカリしなくて済むのもポイントです。
なんて書いてきましたが、しばらく祝日のない日々が続きます。
自然と遠出できないので、近場で楽しく遊びましょう!
本田 香
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