長女・次女がふたりとも小学生になってから、これまでの育児とは内容が変わってきたことを実感します。しつけをすること、生活上のルールを守ること、季節ごとのイベントの体験といった時代を経て、学習面で親の出番が多くなりました。次女が入学して丸3カ月経ち、「あいうえお」の読み書きがひと通り終わりました。最近は未就学児でも「くもん」や「学研」などの教室へ入れる親御さんが多く、すでに入学時に「読み書きそろばん」ができる子も多いですが、わが家の次女は保育園で少しやった程度で入学しましたから、やっと文字を問題なく書けるようになったところです。連絡帳への記入も始まりました。
「読み書き」をマスターすると、できることが飛躍的に広がるのがすごいですね! そこで、家庭でも学習を始めることにしました。本屋さんで1年生向けの簡単な参考書を5冊用意し、習い事のない日の平日と週末に取り組むようにしています。次女の学習は主に夫が担当しています。長女の時は低学年の頃は通信教育をしていましたが、ゴミになる部分が多いのと、できない月があることにストレスを感じていました。比較してみると、親が本屋さんで選んで取り組ませるので十分のように思います。この頃から学習教室に入れる家庭も多いので、わが家もちょっと悩み中です。近所の同級生が2桁の掛け算をしていたのには驚きました。できる子はどんどん先を進んでいるようです。ここは個人差も大きいところかと思います。今のところ次女のペースで無理なくできている様子です。
長女はどうかというと、小学3年生から塾に入っていたので、小4になってからは自然と中学受験を意識するようになりました。算数だけを教えてもらいにのんびり塾に通っていたら、進級する際に教科の選択を迫られ長女の意志で4教科を選択しました。進級時にどっと人数が増え、周囲が中学受験を目指していることから、受験まっしぐらか!?という状況になっています。塾では宿題がどさっと出るので、それを消化するのが大変です。テキストも多く、プリントも出るのでとても子どもだけでは対処できません。今どの単元をやっていて、どのあたりまで理解できているのかを親も把握しないと、どんどん置いていかれます。この管理を私がやるのですが、本当に大変! 長女は私が「今日はこれとこれをやろう」と言うと素直にやるので、私がやるかやらないかにかかっています。「受験は親が9割」などと本が出ていますが、本当にその通りだと思います。私は中学受験を経験していませんが、「つるかめ算」「等差数列」「植木算」など、ウワサに聞きし受験算数を一緒にやっていると、結構おもしろいです。最近は楽しく学べる参考書もたくさん出ていて、私の時代からするとラクに色々なことが学べるようになっている気がします。長女は無理ができないタイプなので、トップ校の受験生がよく言う「6年生から1日10時間は勉強していました」ということはできないので、こちらも娘のペースでいこうと思っています。
大きくなると悩みの内容が変わってくると言いますが、本当にその通りですね……。
本田 香
<<<vol.23 | 特集TOPページ | vol.25>>> |