子どもたちの通う小学校は2学期制です。昔は3学期制の学校がほとんどでしたが、いまは2学期制が増えているようですね。ですので10月に前期が終了します。
短いですが “秋休み”もあります。ハイシーズンを避けられるため、ここで旅行の計画を立てるご家庭も多いです。長女も夏休みや春休みを減らして、普段の連休に休みを足して欲しいと言っています。子どもも混雑は避けたいようですね。
さて、今回次女が初めての通知表をもらってきました(個人情報はしっかりファイルに入れてきてくれます)。1年生は2段階評価で、「もう少しです」と「達成しています」のみ。次女は全部「達成しています」でひと安心。まずは学校に慣れることを目標にしていたので、達成できて良かったです。お友だちの名前を挙げながら、一日にあったことを話してくれるようにもなりました。まだまだ小手先で学習をやって、じっくり取り組むことが苦手なので、ここが今後の改善ポイントかなと思っています。
後期からは、特にがんばりが見られる点には「達成しています」の○が、◎の評価になることもあります。この◎がつく、つかないは、学校によって基準が少し異なるようですね。なので、一概に◎の数で相対評価はできないように思います。あくまで個人のがんばりを、6年間通して見るという程度にしておかないと、他校の生徒と比べて一喜一憂してもしょうがないということです。また、先生方によると100点を取ったからといって、○が◎になるわけではないとのこと。点数よりも関心・意欲・態度を評価するということです。
これは私の時代にはなかったことですね。100点を取っていればOKというのが昭和の風潮でした。いまはペーパーテストだけでは評価されない時代です。
長女は4年生になり、そろそろ公立中学校での評価の仕方も気にかかるようになりました。まだ子どもが中学生ではないので、先輩ママからの情報のみですが、私たちの住む街ではどうやら内申点が大きく高校進学にのしかかるらしい。噂によると4割も占めるとか? 当日のペーパーテストが6割しか評価されないの!?とにわかに信じられない私です。やはりここでも、点数が良かったからと言って高評価ではないそうです。ただし、関心・意欲・態度について、先生が逐一その子を観察しているわけではないので、評価の付け方には疑問も残ります。学校や先生によっても評価が分かれると思うので「腑に落ちない」という保護者も多いです。この内申点を嫌って、中学受験を考える家庭もちらほら聞きます。
かつて「詰め込み教育」と言われていた時代から「考える力」にシフトチェンジしている公教育ですが、知識がないと考えることもできないよね……とも思う今日この頃。どんどん子どもに求めるレベルが上がっているようにも見えます。自分の子どもにどんな教育をさせると良いか、悩みは尽きません。子育てって正解がないから難しい!
本田 香
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