2000年代に入ってから、専業主婦世帯は減り、共働き世帯が増えています。現在では共働き世帯が、専業主婦世帯の約2倍となっています。先日小学校の懇談会へ行ったら、隣のお母さんたちが、
Aさん「今日は有給?」
Bさん「そうなのー」
Aさん「私も有給使ってきた」
という会話をしていました。
何だかこういう会話が当たり前になったのだな~と不思議な気持ちです。
ほんの10年前は、お母さんの取材でもお勤めしている方は少なく、平日に取材していましたが、今は働いているため休日しか取材できないという方が多くなりました。
こんな世の中になっても、なぜか学校の懇談会はお母さんばかり。お父さんはまだまだ少数です。やはり共働きが増えても、子育てに関わることはほとんどお母さんが担っているのだと感じます(2018年現在)。
ただ、2018年現在と書いたのには理由があって、こういったことも数年で状況がどんどん変わっていくからです。私が長女を産んだ頃、平日の昼間に赤ちゃんを連れて歩いているお父さんはとっても珍しかったのですが、今は平日昼間でもお父さんが面倒を見る光景が珍しくないです。数年後には懇談会の半分がお父さんになっている可能性もあります。長女の学習塾では、お迎えはお父さんが多く、お母さんは私だけということもあります。
そういえば、「休日の食事作りはパパの仕事」というお家も結構聞きますね。
現に我が家でも、夫の仕事が暇な時期は家事のほとんどを夫が担っています。最近ちょうど夫の仕事が暇なので、洗濯・掃除・洗濯物たたみ・夕飯作り・塾のお弁当・次女の学習サポートを夫がやっています。私は朝食作り、子どもの送迎、長女の学習サポート、学校や塾のあれこれを担う役です。朝以外は夫がやってくれるので助かるのですが、逆に仕事が忙しくなると何にもやってくれません(できないとも言う)。夫の仕事が忙しい時は、どんなに私の仕事が忙しかろうが、すべての家事・育児は私の担当となります。子どもたちがインフルエンザになって、仕事を休むのも私です。このあたりは、まだまだ日本社会の問題点かも……。男の人が子どもの用事で休んだら、白い目で見られませんか? そんなことないのかな。周囲もだいたいお母さんが休んでいる気がします。
「公園デビュー」が完全に死語になりましたが、段々と「イクメン」という言葉も死語になりつつあるなと感じます。あと10年経つと、また今とはまったく違う子育て環境になっているのでしょうね。楽しみです。
次女は単純に面倒を見る私ではなく、一緒に遊んでくれるパパが大好きです。
「一緒に遊ぶ」という点では男の人の方が得意な気がする……。
本田 香
<<<vol.31 | 特集TOPページ | vol.33>>> |