長女の中学受験が終了しました。ものすごく長かったようなあっという間だったような……。終わった瞬間は、浅田真央ちゃんのソチオリンピック終了後のインタビューのごとく「あっという間に終わってしまいました」(号泣)という心境でした。なんとも言えない感情が去来してもう大変。喜んだり落ち込んだり心配したり、1年分ぐらいの感情を使い果たした気分です。結果、本人的には第2志望の中学校への進学が決まりました。通塾を決めた際に「ここを目指します」と言ってきた学校への進学なので、御の字であるはずなのですが、やっぱり本人が「行きたい」と目指した学校に落とされるのはキッツイものですね。進学先が決まってからは「お弁当」というワードで泣き、長女のテキストを開いては泣き、過去問を開いては泣き、「中学受験は親の受験」と言われる所以をひしひしと感じました。私とは対照的に本人はそこまで落ち込んでおらず、制服がかわいいと喜び新生活を楽しみにしています。
進学先の学校は女子校で、保護者にとっては非常に安心できる面倒見の良い学校です。心配性の私にはピッタリとも言え、これまで何度もご縁を感じていた学校でしたから、収まるべくして収まったという印象です。そんなわけで、塾のお友だちも全員第2志望までに収まり、円満に終わった中学受験でした。
私自身、初めての中学受験を手探りでやってきましたが、なかなかに中学受験は大変だけどおもしろかったですね。子どものおかげで知らない世界を体験することができました。終わった瞬間は「もう二度とやりたくない」が感想でしたが、今は「もっかいやりたいかも」と思っています。まだまだリサーチできていない学校もあるので色々と見学したいなと思っています。そんなわけで、次女が新4年生として長女と同じ塾に通い始めましたので、「中学受験 ~セカンドシーズン~」スタートです。長女はおっとりのんびり、飲み込みが早く、努力が嫌いというタイプ。塾でも宿題をしないことで有名でした。思えばこんなのでよく合格したな……。一方で次女はしっかり者、飲み込みが遅い、宿題キッチリというタイプ。この両極端がどのような違いを見せるか興味深いです。個人的には飲み込みの遅い子が努力で桜咲く成功体験が見たいですね。
さて中学受験を終えた長女が何をしているかと言うと、一日中漫画や小説三昧。古本屋で一気に購入しては1日読みふけっています。色々と飢えていたようですね。そして私はと言うと、もう中学に入ってからの学習のことを考えて世界史の漫画を全巻揃えたり、元素記号の本を買ったり、英語のテキストを与えたりしております。中学校から春休みの宿題が出るようなので、ゆっくりできるのも今だけかもしれません。ガンバレ(次は大学)受験生!
本田 香
<<<vol.54 | 特集TOPページ | vol.56>>> |