先日ワタの中学校の総合学習の時間に、日本の大学で学んでいる留学生の方達との交流会がありました。
その留学生の通訳として、クラスから英語の得意な子達が2人ずつ選ばれ、なんとワタもクラスの代表として通訳をすることに。
ワタの公立の中学校は帰国生が多いことでも有名で、そうした経緯からも先生はこのようなアイディアを出したのでしょう。
ただ小学生で帰国した子は中学受験をして私立へ大半が行き、また次の帰国組は中2か中3で本帰国することが多いので、実は中1は一番帰国生が少ないので非英語圏出身のワタにも白羽の矢が立ったのでしょうが。。。
ワタの通訳グループの担当はミャンマーからの留学生。実は、英語は聞くことはそこそこできるけど喋るのはほとんどできないワタ。
心配だったので帰宅したその日「どうだった?」と聞いてみると「訛りがすごく聞き取りにくくて難しかった!だってワタ!ワタ!って言っててなんのことかと思えばwater!だったんだよね」とのこと。なるほど、確かにネイティブでない英語は、相当英語に慣れている人でないと逆に難しいかもしれません。
そこで興味が出て、ちょっと調べてみることに。
運よくミャンマー英語について発信されている記事を発見したのですが、そのブロガーさんによると、日本人の英語の訛りは子音のみの部分に母音をくっつける、例えば「Hat をハット」「Dog をドッグ」のように発音するのが特徴でこれがいわゆる「カタカナ英語」なのだそう。一方でミャンマーの方は「Hatをハッ」「Dogをドッ」と発音し、子音のみの部分は丸ごと消してしまうらしい。たしかにミャンマー英語、カタカナ英語と正反対の世界です。
ではミャンマー英語は間違った英語なのか?と言われると、決してそうとも言えない時代になっているのでは、と思います。
「シングリッシュ」「インド英語」などの言葉があるように、英語はイギリスやアメリカのものだけではなく、もはや世界の共通言語。
世界経済フォーラムの調査によると英語のネイティブ人口は4億人未満であり、世界の英語人口15億人のうち、英語ネイティブはわずか20%のみだそうで、英語を話す人口の約80%はなんと「非ネイティブ」なのだそう!なのでミャンマーの人の英語が「特殊」なのではなく、こうしたことは世界ではよくあることらしいです。
そう思うと日本人だって通じればちょっとくらい「カタカナ英語」でもいいんじゃない?と思います。お国訛りはいわゆる個性。大事なのはコミュニケーションできる力と自分に自信を持つこと、ですね。
と偉そうに書いておきながら私も自分の英語に自信が全然持てず。。。しかしそういう強い気持ちで、私も苦手な英語を勉強し続けたいなあと常に思っています。
ではまた次回!
Tschuss! (ドイツ語でバイバイの意味)
高橋ユウ
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