11月にクリスマスプレゼントを送ったドイツ人の友人2家族から昨日「荷物が届いたよ」という連絡をもらいました。
二人ともお礼を述べるとともに、クリスマス目前で現在の状況がいかに大変か、どれだけストレスかを細かく書いていたのですが…読んだ瞬間、自分が今ドイツにいるかのような気分になれるほど状況が伝わってきて懐かしく感じました。
まず、ドイツ人の文章は長い。笑
ドイツ人は真面目な人が多く、こちらがプレゼントを渡すと自分が用意していないことに少し後ろめたさを感じるようで、プレゼントが遅れてしまった理由を熱く書き連ねます。笑
とにかく描写が細やかで映像が目に浮かぶような説明が上手。
実際にプレゼンもとても上手なのでこの表現方法は個人的には見習いたいなと思うところです。
そしてクリスマス時期のストレス。
ドイツ人にとって「クリスマス」「誕生日会」そして「休暇の旅行」は日々の生活での三大イベントと言っても過言ではないかと思います。
日本人にとってはどれも優先順位が低いものだと思われますので、不思議に思うことでしょう。
しかしこれらを成功させるためにオーガナイズすることはドイツ人にとっては超超重要。
たとえばクリスマス時期にするべきことといえば、アドベンツキャンドルの準備、クリスマスツリーの準備と飾り付け、友人家族、親戚へのプレゼントの準備、友人や家族を招いてのお茶会、そしてクリスマス本番のパーティの準備。。。など、どれも一見楽しそうなことなのですが、ドイツ人にとってはほぼこれらは、家庭内行事というか完全に「仕事」なのです。
そして達成した新年、彼らはとても穏やかな顔をしているという。。。。笑
その辺は、ひと昔前の日本人のお正月の準備に少し似ているかもしれません。
ちなみにプレゼントを送った友人のうちの一人はこの三大イベントに加え、親族の不幸が重なり、全てをオーガナイズしていた彼女は完全に疲弊してしまっている状態でした。
親族の不幸に関しては辛い気持ちと避けられない点もあるかと思いますが、子どもの誕生日会や旅行にもとにかく真剣な点は、やはりドイツ人は真面目だな、と思った次第です。
そしてそんな彼女になんて返事を書こう、変なドイツ語で書いてしまうと失礼だしな、と思い悩んでる私も真面目な日本人なのかもしれません。
もちろん日本だって、何やかんやで年末は大変忙しいですよね。私も仕事にイベントに子どもの行事にと忙殺されています。
そしてクリスマスもケーキくらいは買ってこなきゃ!と。
皆様もどうぞ体調に気をつけて、ストレスをなるべく溜めず元気に新年を迎えられますように。
*こちらは友人が送ってくれたドルトムントの今年のクリスマスツリーです。
毎年ほぼ同じ飾り付けですが。。。懐かしい!
今年もこの連載を読んでいただきましてありがとうございました!
また来年、お目にかかりましょう!
Ich wunsche Ihnen frohe Weihnachten und einen guten Rutsch ins neue Jahr!
(素敵なクリスマスと年末をお過ごしください!)
高橋ユウ
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