いきなりスケールの広そうなタイトルで始まってしまいましたが…実はとても小さなことで悩んでいます。
それは、現在高校に片道約1時間45分かけて通っている長男アユのこと。
基本的には通学にも随分慣れ、余裕のある日は全く問題ないのですが…テストなどが近づいてくると「時間がない!やっぱり遠すぎる!」と大爆発。
その様子を見て、1年生だから今はいいけど受験勉強が本格化する2年生の秋くらいまでには引っ越しをしてもいいのでは?と、秋の夜長に夜な夜な家族会議をしている我が家。
おそらく昭和の子育てなら「根性がない!」という、親の一喝で終了でしょう。が…今は令和。
夫婦ともに今のマンションに執着はなく、別に引っ越してもいいかなという状態であることに加え、何か問題があれば子どもの意見も尊重しようとは思っています。
では子どもの通学時間について他の家庭ではどうなのか? 実はコレ、面白いくらいに価値観が分かれるポイントかもしれません。
様々な先輩ママに聞くと、高校選びにおいて通学時間を重視する家庭は意外にも多く、学校選びの1要因にもなっています。
が、一方で「もう高校生なんだし希望の高校が遠くても通えるなら問題ない」というパワフル派も親子ともにもちろん存在します。
ちなみに夫も距離だけで希望の学校を諦めてしまうのは勿体無い、人は慣れるから大丈夫!とのこと。
う~ん。たかが通学時間、されど通学時間。
そう、実はかなり個人差がある問題。
実際に近所に住む同じ中学出身の子もアユと同じ高校に通っていますが部活もガッツリやった上、うちよりさらに遠い距離をものともせず通っております。
忙しい高校生が長距離通学をこなせるかどうかは結局その子自身の精神的&体力的なキャパシティの大きさが関係しており、だからこそ、アユもキャパシティにあった生活をした方が幸せかなと思うのが私の考え方。一方夫は「キャパシティは大きくすることが可能。特に体力的向上の目覚ましい中高時代こそキャパシティを大きくできるチャンス」とのこと。
なるほど、キャパシティを大きくするという考え方はなかったわ。。。私は「あまり体力もない方だから無理することはないんじゃない」と両親に言われて育ってきたのですが、子どもが大きくなればなるほど、自分の子育ての考え方が、自分の育ってきた環境に大きく影響を受けていることに気がつくようになりました。
ちなみに夫はキャパシティをガンガン広げる方向で育ってきたタイプです。(やはり影響してる!)
ただ決して頑固なわけではなく、もちろん難しい場合もあるのでもう少しトライしてみて無理なら引っ越しもいいんじゃない、という柔軟性があるので良かった…。
たしかに自分のキャパを広げる挑戦って大事なのかもしれません。
ちょっと今の自分には無理かも、と思っていることをエイっとやることで世界が広がる…。大袈裟かもしれませんが、それは未知なる世界への自分自身の挑戦でもあります。
成功して上手くいったり、でも時に挫折したり失敗する。それを繰り返していくうちに自分のことを知り、自分が作られていければ理想的ですよね。
と言うわけで、アユには自分のキャパを広げてもらうためにももう少し挑戦してもらおう!という考えで話はまとまりながらも、突然壊れてからでは遅いのでバックアップも必要かな…。と、密かに物件リサーチで夜な夜な忙しい我が家なのでした。
ではまた次回!
Tschuss! (じゃあね!)
高橋ユウ
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