ヨーロッパの方は長い休暇をとって旅行に行く、というイメージがありますが、ドイツも然り。
ドイツ人は旅行が大好きです。
とは言え、毎回長期旅行に行っていたら破産するんじゃない?と心配にもなりますよね。
そしてどうしてそんなに長く休めるのか!?という疑問。
日本人にとってヨーロッパ人の休暇はナゾだらけです。
そこで今回はリアルなドイツ流の休暇の旅行についてレポートしたいと思います!
1)小学校の長期休暇は年に4回
日本の小学校での大きなお休みといえば、夏休み、冬休み、そして春休みですが、ドイツでは加えて秋休みというものが存在します。
日本でも最近秋休みがある学校もありますがやはり短い。
ドイツの秋休みは2週間ほどあります。
ただしそれは学校の話だけで、会社は特にそういった長期休暇は設けておらず、子供の休みに合わせて長期の有給を取るのです。会社にもよりますが、ドイツの一般的な有給は年30日ほど。
取る時期などにも特に決まりはなく、夏休みを3週間とったら冬は短く、など自分たちで調整するそう。
以前の夫の日本の会社での有給は20日だったらしいし、ドイツに比べ日本の方が祝日は多いのでそこまで変わらない気がしますが、
ドイツでは有給を全部消化するという点が大きな違いでしょうか。
2)高速道路がタダ!のドイツ
なんとドイツは高速料金がタダ。しかもスピード無制限エリアも多いので日本と同じ距離を走るにしても、時間もかからないし、お金もガソリン代だけでオッケイです。
そのためドイツはかなり車社会です。
そして休暇といえば、たくさんの荷物を積んで車で旅に出るスタイルはかなり一般的。
だからかキャンピングカーもドイツでは大人気です。
休暇シーズンは高速道路でも、キャンプ場でもとにかくたくさんのキャンピングカーを見かけます。
日本だと、、、、そもそも置く場所がないですよね(笑)。
このスタイルだと、交通費&宿泊代はかなり浮きそうな感じです。
3)休暇は長期滞在アパートやレンタル別荘でのんびり
ドイツでは長期滞在アパートやハウスが人気です。(Ferienwohnung(フェリエンボーヌング)といいます。)
インターネットで検索すると、そういった長期滞在用アパートやハウスをいろいろと探せます。
自宅感覚でくつろげるので子連れには最適!
Ferienwohnungの魅力はなんと言っても安さとくつろぎやすさ!
ホテルのような豪華さやアメニティはありませんが(シーツやタオルも持ち込みのケースもあります)、キッチンや洗濯機などが備え付けられており部屋も広いので子連れだとかなり気楽に泊まることができます。
一軒家タイプはバーベキューセットが備え付けられていたり庭を利用したりできる物件もあるので、庶民も気軽に別荘を持っている気分に!
そして値段もホテルに比べ安いのも嬉しいポイントです。
そして、自炊にすると気兼ねなくリラックスして夕食が食べれるのも嬉しいところ。
気になる野菜不足も解消できるので、日本からの旅行者にもおススメです!
ヨーロッパの食事は慣れないうちは毎食食べているとかなり胃がもたれるので。。。
こうした長期滞在型アパートなどに泊まりながら、のんびり山を散歩したり、サイクリングしたり、乗馬をしたり、と派手ではないけどリラックスする休暇を楽しむのがドイツ流のようです。
とはいうものの海外旅行も人やはり気ですが、高いので1年に何度も行く人は少ないようです。
ちなみにスペインのリゾート島、「マヨルカ島」はドイツ人に大人気。
ドイツは16州あるのですが17州目はマヨルカ!というギャグがあるほど。
(「芸能人はハワイが好き」的な、ちょっとミーハーな感じもあるそうなので)
「今度のバカンスはマヨルカ?」なんてドイツ人に尋ねられたら、ドイツ通と思われること間違いなし!(笑)ですよ。
と、いうワケで、たまの海外旅行は結構ハデに使うけど(とは言っても近隣国への飛行機は結構安くてバンバン飛んでます)基本は素朴な休暇を楽しむドイツ人。
そんなドイツ流の休暇の楽しみ方をこちらにいる間にぜひマスターしたいものです。
ではまた次回!
Tschuss!(「チュース」:バイバイ!)
高橋ユウ
<<<vol.21 | 特集TOPページ | vol.23>>> |