第26回目にして、ついにでました!音楽の話!(笑)
と、いうのも長男アユがバイオリンを始めたからなのです。
「なになに?芸術の道へ進ませるの?」と思われたアナタ。、、、違います(笑)。
ピアノも習ったことのないアユに、バイオリンを習わせることなんて今まで考えたこともありませんでした。
と、いうワケで今回は、ドイツでの子どもの音楽の習い事について。
アユの例も交えてお伝えしたいと思います。
1)放課後にクラブ活動のような感覚で学校で教わるオーケストラの楽器
ドイツには「Jeki」という小学校で行う音楽プロジェクトがあり、実は、長男アユもこれに参加し始めました。
Jekiとは、「Jedem Kind ein Instrument」という略で直訳すると「子ども1人ずつに1つの楽器を」という意味。
「オーケストラで使用する楽器をみんな1つぐらいできたらいいよね~」みたいな感覚で始まったドイツの音楽プロジェクトらしく、週1回、放課後に専門の先生がやって来て空き教室で楽器を教えてくれるのです。
ちなみにドルトムントでは「JeKits」という名称で行われており「Jedem Kind Instrumente, Tanzen, Singen」(「各子どもへの楽器、ダンス、歌」、という意味らしい。ドイツは連邦制で州によって様々なことが結構違います。)
ちなみにこのJekits、ピアノやギターが人気。
アユもギターをしたかったそうなのですが、途中から参加したため、すでに定員オーバー。
そこで少し不満そうでしたが、定員割れのバイオリンを選んだというわけです。
価格も月23ユーロ(ドルトムントでは)と良心的ですが、、、、いいのかこんな動機で!?(笑)
*と、いうかバイオリンのことを語れる人が多いのがスゴイ!
2)楽器のレンタルが盛んなドイツ
Jekiだけでなく、もちろん民間の音楽学校も充実しております。
(値段はピンキリですが、やはり民間の個人レッスンだと日本同様、高いです。)
楽器のジャンルもピアノだけでなく、様々な楽器を習うチャンスの多いドイツ。
しかし楽器を持っていなければ始まりませんよね?
お試しでやるには高すぎる。。。でもご安心を!
ドイツでは楽器のレンタルが盛ん。
体の成長が著しく、いつまで続けるかわからない子どもに、このレンタルシステムは本当にありがたい存在です。
今回、アユもバイオリンを始まる際、Jekitsを運営しているMusikschule(音楽学校)というパブリックな機関で有料レンタルしました。
ちゃんと係の人が子どもの体に合ったものを選んでくれるので、完全シロートな私のような親がレンタルに同行しても問題なし!
ちなみに中古楽器も多く出回っているので、ピアノなど長く使うものは中古で購入したよ!という人の話もよく聞きます。
*じゃん!我が家にやってきた子ども用のバイオリン。小さくてカワイイ!
3)ドイツでも先生選びは重要!
音楽の国ドイツでは、やはり音楽を習っている子は多いです。
みんな楽しくやってるのかな。。。?と不思議でしたが、決してそうではなさそうです。
例えばアユの家庭教師の先生は、子ども時代アコーディオンを習っていたらしく、「いや~、あの先生は怖くて苦痛でしかたなかったわ。でも親はやめさせてくれないし。だから私は無理には子どもにはすすめないわね」と言っておりました。
実は私も子どもの頃、ピアノを習っていたのですが(と、いうかやはり習わされていた)ピアノの毎日のレッスンがとにかく苦痛だった思い出があり、その点で意気投合(笑)。
ドイツでも、音楽に対して苦い思い出のある人は結構いるようで、周りを見ても子どもが楽しくやれれば続ける、という人が多い気がします。
その感覚は日本と似ているのかな?
ちなみにかなり適当なきっかけでバイオリンを始めたアユですが先生が優しい!ということで、予想以上に楽しく通っています。
持ち方から丁寧に教えてくれるのでハードルの高そうなバイオリンもなんとかなりそう。
もし、曲が弾けるようになったりしたら、感動だなあ。。。(すでに期待のハードルが低い私)
なんだかんだで子どもの習い事って、結局先生の存在だったり、周りのお友達などの環境が一番大きいのかもしれませんね!
ではまた次回!
Tschuss!(「チュース」:バイバイ!)
高橋ユウ
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