ドイツ生活を楽しんでいる私ですが、定期的に不安が襲ってくることがあります。
もちろん日本に住んでいても悩みはありますが、ここでは海外生活において、我が家のような夫の仕事の都合などで海外に渡ってきた一家の場合ママたちは一体どんなことが悩みになるのかをあらためて考えてみようと思います。
1)やはり高い!語学の壁!
うちの子供たちは全く喋れないままドイツに渡り、その後も1年くらいほとんど喋らなかったので当初は語学学校に通っている私の方がよっぽどできたのですが、が、1年半をすぎたあたりから子供たちは急速にドイツ語が成長。あっという間に追い抜かれました。
やはり毎日ネイティブの子たちと戯れているからでしょうか、ヒアリング力がものすごく高くなるのです。
それに対して私のドイツ語理解は亀の歩みのごとし。。。(笑)
家庭のサポートがメインであって、留学目的でないママたちにとって、子育てしながらの語学習得はとにかく時間がなくてどうしてもなかなか進みません。にも関わらず、保護者会や習い事、ママとのおしゃべりなど、多岐に渡りドイツ語を話す機会がてんこ盛り。
どこに行ってもたわいのないおしゃべりは欠かせないのですが、これができない私としては(おしゃべりが大好きななのに。。。)
この語学の壁はかなり辛いです。
2)日本の勉強が遅れてしまうので不安!
子供がドイツ語ができるようになっていく反面、どんどんできなくなってしまうのが日本語。。。
日本語補習校に行って宿題もやっているので全く問題なし!。。。ということはありません。
子供も現地の生活が楽しくなってくると、日本語を学ぶモチベーションがガクンと落ちてきます。
特にいつかは日本に戻らなければならない、という場合、、、
そこで私が頑張らねば!と勉強に関してはパパよりもママが頑張ってしまうケースが自分も含めてほとんど。(多分、主婦の自分がサポートせねば!と勝手に義務に感じてしまうからかと思います)
我が家は毎日30分の日本の勉強(国語&算数)をやらせてますが、私が教えるからか子供もなめてかかる上、私も感情的になるので、全く思うように進まず、トホホ。。。
1日のうちで私が一番苦痛としている時間です(笑)。
日本のマンガやゲームが気軽に手に入らない分、日本語補習校の図書館で本を借りる機会が増え、本を読むようになったことはよかったです!
3)居場所がない気分になる
これは日本でも女性の場合、結婚や出産を機に仕事を辞めるなどしてこのように思うことがあると思いますが海外の場合、ビザや語学の壁の影響で、より居場所を見つけにくい現象が起きます。
子供や夫は会社や学校に毎日行くのに自分には毎日行く居場所がない。。。
そういう場合、語学学校に毎日通うのが一番いいのですが、子供が赤ちゃんだったりすると預けることすらできないので本当に大変です。
現地にも赤ちゃんサークルや幼児の運動クラブなどもあるので問い合わせて探すこともできますがやはりここにも語学の壁が。。。
4)天気も影響!? 寒くて暗いドイツの冬
これはドイツなど冬の日照時間の短い地域に当てはまる場合です。
夏は、蚊もほとんどおらず、夜の10時近くまで明るく、野外でビールを楽しめるなんとも幸せな季節ですが、サマータイムが終わった頃から一変、朝起きても真っ暗、クリスマス頃には夕方の4時くらいからすでに暗くなり、寒い季節となります。
それだけならまだいいのですが、ドイツの冬は晴れの日が非常に少なく、いつもどんよりとした曇り空に小雨がパラパラ。
住み慣れている現地のドイツ人ですら鬱っぽくなるらしく、太陽のありがたさをしみじみ感じます。
あ、これはママだけではないですね!
我が家の夫はドイツでの現地採用のため、駐在員や国際結婚でこちらにきた家庭やママたちと違いはあれど、みんなそれぞれに海外生活ならではの似たような悩みを持っています。
海外生活というのは、語学、子供の将来のこと、文化の違いなど、悩む要素がどうしても増えるうえに、相談できる人が限られてしまうため、どうしてもストレスが溜まりやすい状況だと思います。
だからこそ、あまり先のことを考えすぎず、「なるようになれ!今を楽しもう! おおらかに生きることが大切!」 だと、しみじみ思う今日この頃。
今日はドルトムントも珍しく暖かく天気がいいので、私もたっぷり光合成して、冬に備えてプラスのエネルギーを溜めたいと思います!
ではまた次回!
Tschuss!(「チュース」:バイバイ!)
高橋ユウ
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