あっという間にクリスマスも終わり、今年も年末が来てしまいましたね。
気がつけばドイツで迎える3回目のお正月。
ということで、今回は『ドイツの年末年始の豆知識』について書こうと思います。
1)クリスマスまでは「よいクリスマスを!」と挨拶するドイツ
ドイツはさすがキリスト教の国だけあって、学校や幼稚園でも学期末の最後の挨拶は「よいお年を」ではなく「素敵なクリスマスを」(Schone Weihnachten;シューネ バイナハテン)です。
(12月中旬以降、年内に会うことのない人などにもこの挨拶を使います。)
ちなみにドイツでも新年のお祝いはするので、クリスマス以降に人に会った場合、別れ際には「よいお年を!」Ein gutes neues Jahr! (アイン グーテス ノイエス ヤー)またはGuten Rutsch ins neue Jahr.(グーテンルッチュ インス ノイエ ヤー)を使いますよ。
2)年越しもする!?ドイツのクリスマスツリー
日本では11月末頃からクリスマスツリーを飾りますが、ドイツではなんと本来はクリスマスイブから飾るものらしいです。
上旬から飾ってしまうと見慣れてしまう、また、本物の木なのでクリスマスには葉が落ちて汚ならしくなってしまうなどの理由があるようなのです。
12月中旬頃から花屋さんをはじめ、一時的に設置された街中の「もみの木販売所」などで生もみの木を買うことができます。
(ちなみに最近では、「12月は忙しいから飾れるうちに、、、」と12月中旬くらいから飾り始めているお宅も多いようです。)
近所の花屋さん。
銀色の機械はもみの木をネットに入れる機械。
こんな感じでネットに入れて持ち帰ります。
そんなクリスマスツリー、日本では25日が終わるとさっさと片付けて、お正月飾りを飾りますが、ドイツではクリスマスが終わっても飾っている家庭も多く、年が明けても(正式には1月6日まで。12月25日から1月6日までの12日間がクリスマスのお祝い期間なんだそう)そのまま飾っている家もあります。
ドルトムントのクリスマスマーケットのツリーは本物のツリーを何本も合わせて作った巨大ツリー!
3)花火でお祝い!ニューイヤー
静かな日本の大晦日とは違い、年越しはめちゃくちゃ騒がしいドイツ。
それは何と言っても花火をするからでしょう。
ドイツでは普段は一般の人が花火をすることは禁じられているのですが、12月29日から31日までの3日間だけは購入可能なのです。
この期間、スーパーや雑貨屋などに行けば、様々な打ち上げ花火が売られています。
しかもその内容も日本で見たことないような、ものすごく強烈な感じ。。。(笑)。
1月1日になってすぐの1時間の間、打ち上げが許されているそうで(結構フライングしてますが。。。)
この1時間は、「これ一般人がやるレベル!? と驚くほど、街じゅうが激しい打ち上げ花火大会となります。
はっきり言って本当にすごい。日本の大きな花火大会でもこんなすごいの見たことありません。。。
しかし楽しい大晦日の次の日の元旦は。。。
楽しいのはいいのですが、新年早々街はあり得ないほど汚いし、やはり我が家は日本人家庭なので静かな大晦日やお正月の方がしっくりくるみたいで年末年始は静かな街に旅行に行って過ごしています。
ああ、日本のお正月が懐かしい。。。。
それではよいお年を!
Guten Rutsch und bis neues Jahr!
高橋ユウ
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