毎回、ドイツの子育てネタを中心に連載しているこのコーナーですが、今回はグッと若返り、ドイツでのベビー子育てについてです。
私自身ドイツでの子育ては幼稚園からしか経験がないので、ドイツでのベビー子育て事情には疎く。。。
そこでいろんなママにヒアリングしてみました!
私自身も新鮮な情報がいっぱい。
そこで今回は個人的に面白いと思った3点をご紹介いたします。
1)母乳を出すにはビール?!
ドイツでは、母乳量を増やすために勧められているのが、なんとビール!さすがドイツ、ビールとは…と驚きましたが、もちろんノンアルコールビールです!
そんなドイツママの母乳のために一般的なのが、Malzbier(マルツビール)と呼ばれる麦芽のノンアルコールビール。
別名「子どもビール」とも呼ばれており、普段から子供も飲むものだそうです。
グラスに注ぐと…その姿は、泡はすぐに消えてしまうものの完全に黒ビール!
肝心のお味はというと…甘い!の一言。
コーラとはまた違った非常に甘い炭酸飲料、という感じです。
このビールが母乳のために飲まれる理由としては「カロリーが高く、栄養吸収も早い。素早い栄養補給に最適。」とのことらしく、単に飲めば母乳が出るというわけではなさそうですね。。。
日本での「栄養価の高い、バランスの良い食事を」と言われていることに近いのかな?
2)ドイツのベビーグッズ
ドイツの赤ちゃんは「Schlafsack」(シュラーフサック)と呼ばれる袋型の布団で寝るのが一般的なのだそうです。
これは顔に掛け布団がかかって窒息するのを防ぐためなのだそうですが、足まですっぽり包まれた感じが快適なのか、このおかげでよく寝てくれると、あるママさんから聞いたこともあります。
そしてベビーカー。とにかくドイツでみるベビーカーはどれもこれも大きい!
ドルトムントの電車はさほど混まないからか、巨大なベビーカーが乗ってきても皆さん好意的にベビーカーを乗せるのを手伝っています。
たまにネット記事で、日本のベビーカー論争に関するニュースを見ますが、ドイツでは今のところ聞いたことがありません。
これは東京があまりに人が多すぎてみんな余裕がないからこういうことになるのかな?と。
首都であるベルリンの人口は約350万人。
1000万人越えの東京と比べて、余裕がありますよね。
3)赤ちゃんのお風呂は週に1回で十分?
ドイツママに聞いて、これはビックリ。
日本では、汗っかきな赤ちゃんに毎日の沐浴は欠かせないと言われてますよね。
ドイツでは赤ちゃんのお風呂は週に1~2回で十分らしくあとはタオルで拭く程度だそう。
ドイツは夏でも湿度が低くあまり汗をかかないからか、それで十分とのこと。
おでこにカサカサした汚れ(「乳児脂漏性湿疹」というらしい)ができた場合には、食用油をつけて擦って落としてあげるそうです。
日本とドイツ、赤ちゃん子育て面でも色々と違いますが、赤ちゃんを育てる苦労はどちらも同じ。
我が家の子は2人とも小学生になってしまい、赤ちゃん期を忘れつつありますが、赤ちゃん連れで歩いているママたちを見るとつい懐かしくなって、エールを送りたくなります。
ご紹介したいことはまだまだありますが、今回はこの辺で。。。
ではまた次回!
Tschuss!(チュース:意味 バイバイ)
高橋ユウ
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