ホームステイや駐在など、海外に住んだことのある人なら経験があるかと思いますが、私たち外国人は現地の方に日本土産を渡す機会が結構あります。
そこで今回は喜ばれたお土産、また選ぶ際に気をつけなければならない点などをいくつかご紹介します。
*あくまで私の経験上のことなので、参考程度に読んでくだされば幸いです。
1)日本のお菓子
食に保守的なドイツ人。
当然お菓子に対しても保守的であり、スーパーのお菓子も目をつぶってどこに何があるか分かるほど常に同じものが並んでいます。
それに比べ、新商品が入れ替わり立ち替わり登場する日本のスーパーのすごいこと!
とにかく種類も豊富で味もバリエーションに富んでます。
(ちなみにファンタはドイツ発祥なのですが、ドイツではスタンダードなオレンジ味しか見かけません。日本なんてもっといろんな味があるのに。。。保守的!)
個人的にオススメなのは、スーパーで売っている普通の洋風のお菓子。
ドイツのお菓子より味も繊細なうえ、ドイツ人にも食べやすいので人気です。
ちなみに和菓子は日本通でもなんでもないドイツ人にとってハードルが高すぎてあまりオススメできません。
わさび味はハマる人にはハマるそうですが。。。^^;
2)よくキレる日本のラップには注意!?
ドイツでラップを買うようになり、いかに日本のラップが機能的かを知りました。
あるタレントさんがテレビでも『喜ばれる海外土産』として日本のラップを取りあげていましたが、こちらに来て納得!
うん、ドイツのは切るときにグニャ、としてなかなか切れない上、うまく貼りつかない。。。
さらに強く押すと箱がすぐに壊れる。。。
日本のって実はすごいんだなあ。。と感心したものです。
そこで、1年目に一時帰国した時にはラップをお土産に買って帰り、数人に配ったのですが、「よく切れるんだよ」と説明して渡すと、夫の同僚は渋い顔。
実は日本のラップには塩化ビニルが含まれており、それが非常に機能的にしていると判明。
環境先進国ドイツでは塩化ビニルの使用を禁止しているので、敢えて使われていないのです。
ドイツではこうしたことを何も知らないで渡すと逆に恥をかいてしまうので、この点は気をつけたほうがいいでしょう。
3)細かい物を書くにはやはり日本の文房具!?
ドイツのものと比較して圧倒的に機能的に優れているうえ、値段も安いのが日本の鉛筆と消しゴム。
なので日本に帰るとどっさりと買って帰り、自分の子用にはもちろんのこと、補習校の友人などへのお土産にしています。
鉛筆なんてドイツでも手に入るでしょう?とお思いでしょうが、日本のに比べ、ドイツのは高いうえ、性能もあまりよくありません。
と、いうのもドイツは万年筆文化の国なんです。
ドイツの学生は(特に中学生以降)、授業で使用するものは鉛筆の代わりに万年筆。
テストだって万年筆で受けます。
なので万年筆は種類も豊富。子供用もあるのでお土産にオススメです。
*長男アユのノートと万年筆。全て万年筆で書かれています。子供用の万年筆はグリップ部分が持ちやすくできています。
ちなみにドイツでは近年、漫画やレタリングや流行っており、細い線を描く機会が多いからか大きな画材屋では、日本のトンボメーカーの細いペンやサクラのピグマシリーズ(細いペン)などをよく見かけるようになりました。
繊細な物を描くにはやはり日本のペンのほうが描きやすく私は好きです。
が、日本ではあまりメジャーでない、石やグラスに描けるゴールドやシルバーのマジックが近所の文房具屋に普通に売っていたり、日本では見たこともないペンが売っていて感動。。。
と、文房具のことを語り出すとキリがないのでこの辺に。。。
日本が好きで家でも日本食を食べる!なんて人にはお箸やお箸置き、湯飲みなんかもいいかも知れませんね。
交流が深まれば相手の好みもわかって買いやすくなるのですが。。。
それは日本の友人でも同じか!
それではまた次回!
Tschuss! (チュース:意味 バイバイ)
高橋ユウ
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