以前にもドイツの赤ちゃん子育て事情について書かせていただきましたが、またまた情報を仕入れましたので今回は第2弾!
と、いうことで現在赤ちゃん子育てをしている方も、またそうでない方も、日本とのベビー育児違いをお楽しみいただけたらと思います。
1)赤ちゃんからビタミンDの錠剤を飲むドイツ
日本と比べて冬は日照時間も短く、どんよりと曇った日が多いドイツ。
ビタミン不足が心配されるためなんとドイツでは生後10ヶ月ごろから1歳ごろまで毎日ベビーにビタミンDの錠剤を与えるのだそうです!
錠剤というと驚かれるかもしれませんが、この錠剤は非常に水に溶けやすく口に入れるとラムネのように溶けるので10ヶ月頃になると口にそのまま入れて食べる子もいるのだそう。
ちなみにこの錠剤は小児科で検診を受けた後、処方箋をもらいApotheke(アポテイケ)と呼ばれるいわゆる処方箋薬局で無料で手に入れることが可能です。
実はあの名作「アルプスの少女ハイジ」で登場する病弱なクララも実はくる病だったそう!
(特に産業革命時代、クララの住んでいたフランクフルトなどの大都会では分厚い煙が空を覆い、くる病に悩まされていた子もたくさんいたと言われています。)>
アルプスにきてからクララが立てるようになったのも、太陽の光をたくさん浴び、乳製品をたくさん摂取したことを考えると非常に理にかなったリアリティある設定だとしみじみ思いました。
2)ドイツの離乳食はまず野菜から!
ドイツの離乳食は日本同様5ヶ月からスタートします。
日本が10倍がゆからのスタートに対してドイツは野菜から。
最初は人参、じゃがいも、かぼちゃ、ブロッコリーなどの野菜を茹でて潰し、お湯やミルクなどで溶いて食べやすくしたものを1日1回を目安で与えます。
日本のように1日1さじずつ、といった細かい決まりはないようで、友人(日本人ママ)のお子さんは初めての離乳食でパクパクと食べてしまったので、大丈夫なのか助産師さんに相談すると、「おいしく食べているなら問題ないんじゃない?」と言われたそう。
「食べ過ぎが不安……」などとドイツ人はそんな心配しないようです。
*ドラッグストアでの離乳食コーナー。市販品は瓶詰めがメイン。
*ドイツママの強い味方!ドイツ語でBrei(ブライ)と言い、スペルト小麦、からす麦、米などの穀物を粉末にしたベビー粥。これをお湯やミルクで溶かせば簡単にお粥が完成!
3)ヘバメ(Hebamme)さんは心強いママの味方!
ドイツでは産後、Hebamme(日本語読みでへバメ)さんが自宅に来てママと赤ちゃんのケアを手伝ってくれます。
へバメさんとは助産師さんのことで、出産が近くなってくると、病院や役所などから「へバメさんリスト」をいただき個人的に連絡をして来てもらう回数や内容などを取り決めるのだそう。
日本では産後1ヶ月ごろに一度だけ保健所訪問がある程度ですが、こちらのへバメさん身体検査や産後やベビーのアドバイスをするだけでなく人によっては家事や育児を手伝ってくれる人もいるのだそう!
回数に関しては、現地のネットサイトや実際にいろんな方に聞いて情報を集めたのですが。。。
これがかなりまちまちです。
「産後、最大10回」だったという方もいれば、「離乳するまでの間、最大36回」と書いているネット記事もあり、またへバメさんにお願いした友人は「人によっては産前から来てくれる人もいた」そう。
なので正確な利用回数記載はここでは避けますが嬉しいことに保険適用内(つまりタダ)で産後10回くらい助産師さん相談ができるのです。
産後の辛い時期にこのサービスはありがたいですよね!
いかがでしたか?
個人的にはへバメさんのシステムは素晴らしい!と思いました。
ただ助産師さんとも相性もあるので難しい点もありますが、いい人に当たれば超ラッキー!でしょうね。
またベビー育児情報をゲットしましたら、第3弾もぜひやりたいと思いますのでお楽しみに。
それでは
Tschuss!(バイバイ)
高橋ユウ
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