以前に何度がフェイスブックの記事でドイツのパーティについてご紹介したことがありますが、今回はそんなドイツ式パーティをスタイル別にご紹介。
どれも個性的なうえ、準備も比較的簡単でみんなが楽しめるスタイルですよ。
1)朝ごはんパーティ
家族や親族を呼んでの小さな誕生日会や、クラスでの卒業お祝いパーティなど、みんなが楽しく気軽に集まれるパーティとして人気なのがFruhstuck(朝ごはん)パーティです。
Brotchenと呼ばれるドイツの丸い白パンやクロワッサンなどのパン、何種類ものハムやサラミ、チーズ、コーヒーや紅茶などの飲み物数種類に加え、果物やカット野菜などを用意することも。
いわゆるホテルのモーニングブッフェのようなイメージです。
みんなでパーティをする場合は各自分担して持ち寄りますが、誕生日会など主催者が1人の場合でもほとんど調理が必要ないので比較的ストレスがないパーティ形式の1つです。
夫の会社でも、誕生日が近い人が数人集まった場合、その数人で持ち寄りを計画して朝食ブッフェ形式にし、社員にもてなすこともあるのだとか。(ドイツは誕生日の人がもてなすのです)
*こちらは親しい友人のお子さんの誕生日会に呼ばれた時の朝ごはんブッフェ。
ホテルのモーニングブッフェみたいで素敵!
2)バーベキューパーティ
ドイツ人が集まってパーティといえばこれ! もう定番中の定番です。
サッカーのシーズン終了パーティ時、小学校での1学期お疲れ様パーティ、またまた友人宅でのホームパーティなどでも人が集まれば「Grillen」(バーベキュー)といっても過言ではありません。
みんなでワイワイする場合、バーベキューで焼く肉やソーセージはもちろんのこと、ワインやビールなどのドリンク、サラダ、パン、フルーツ、フィンガーフードなどもみんなで持ち寄るので、とても華やかでボリューム満点の食事になります。
ドイツは多くのお宅に緑豊かな広々とした庭やベランダがあるので、天気のいい夏空の下で自然の美しさを感じながらのバーベキューは本当に最高!
バーベキューのできない時期はバーベキュー以外のものを持ち寄ってビュッフェスタイルのパーティーとなります。
クラスでやると、ケーキも何種類も集まるのでこちらもホテルケーキバイキングのような幸せを感じます。
日本人同士でやる場合はおにぎりや魚介、焼きそばなども登場し、ホッとした懐かしい味に舌鼓。
これまた幸せなひとときです。
3)ストックブロート
Stockbrot(ストックブロート)とは、パン生地を木の棒にぐるぐると巻きつけてキャンプファイヤーの火で焼いて食べるパンのこと。
イースターのお祝いに「イースターファイヤー」とともに行われたり、子供がたくさん集まる機会に行われたりと楽しいイベントとして行われます。
が、このストックブロート、美味しく焼けた試しがない!(笑)
キャンプファイヤーの火で火力が強いからか、ぼんやりしているとあっという間に表面が焦げてしまうのに、中は生焼けだったり。。。
なので一緒に焼くマシュマロの方が人気だったりもしますが(笑)、まあ、火を囲んでワイワイと焼く、そんな雰囲気が楽しいパーティイベントです。
ドイツ人は手間やお金をかけずにパーティを楽しむことが本当に上手。
パンや野菜など、素材を持ち寄るだけなのにこんなにオシャレで簡単に楽しめるんだなと感心することが多々あります。
私は日本でもパーティは好きでしたけど、料理が苦手なので持ち寄るものを考えるのが本当に苦労しました。
オシャレなのに簡単で美味しい。
そんなパーティスタイルを日本式にうまく取り入れられるヒントを今後も探っていこうと思います!
ではまた次回!
Tschuss!(チュース:バイバイ)
高橋ユウ
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