ついこの前まで春休みだと思っていたのに、気がつけばあっと言う間に今年も夏休みがやってきました!
時間の経つのが早すぎて恐ろしい。。。
ドイツに来てなんと5回目の夏。
いつの間にか4年の月日が経ち、子供達も随分と大きくなりました。
長男はもう少しで12歳なので、もし仮に18歳で大学に入り、一人暮らしをするとしたらあと6年しか親元にいないのか。。。と思うと急に育児の終わりが見えてき始め、何だか複雑な気持ちです。
小さい頃からものすご~くママっ子で幼かった長男も気がつけば思春期の入り口に立ち始め、友達の前では私が来ると無口になったり、夏の旅行も「家族じゃなくて友達と旅行に行ったら楽しいだろうな」などと言うように。
そこで現在11歳の「アユの考える理想の夏休み」を聞いてみるとこんな感じに。
1週目…とにかくゲームをしたり漫画を読んでダラダラする。(いつもやってるじゃん!)
2~3週目…シチリア島に旅行。(ご飯が美味しくて気に入ったらしい)クラスの友達と別荘みたいなところでプールで遊んだりワイワイする。(セレブか!?)
4~5週目…日本旅行。日本の美味しいものを食べまくり、欲しかった漫画や日本のゲームなどを買いまくる。(日本へは食欲と物欲だけなの!?)
6週目…そろそろ学校が始まるので少しだけ復習など。あとはダラダラしつつも体調&気持ちを整える。(堅実なアユらしい…)
と、非常にお金のかかるプランなので実現度は低いですが、ある意味かなり計画的と言えば計画的。
と言うか、むしろやりたいことがはっきりしていて羨ましいとも感じました。
ちなみに次男ワタ(8歳)にも聞いてみましたが…
1週目…自分の所属しているサッカー集中トレーニングへ行く。(これは実際に申し込んでいるので行きます)
2週目~6週目…サッカーを見に行く。本場のハンバーガーが食べたいので、どこかの週にはニューヨークに行ってハンバーガを食べる。
…らしい。
毎日頭の中の70パーセントがサッカーで20パーセントが車、残りがその他という構成で生きている次男らしい発想。
じゃあ私だったら6週間自由な夏休みをもらえたら何をしたいか?と言われると…正直、何と現時点で何も思いつきません!(汗)
この十数年ですっかり子どものいる生活に慣れてしまい、子どもの世話ばかり優先しているからか旅行先も子どものことを考えたプランばかりだし、土日の過ごし方もそんな感じです。
だからか、6週間も1人で好きにしていいよと言われると全然イメージが湧かなくて逆にどうしようと思ってしまう始末。
全くそんなつもりはなかったのに気がつけば子どもなしの生活が考えられなくなっていました。
子どもが離れて行ったらすることなくなるかも!
もちろん行きたいところが無いわけでも無いのだけど、旅行の計画がちょっと面倒くさいと言うのもあり。。。(汗)
…って良く無いですね。
やはりいくつになっても「こんなことしたいな」とか「あんなとこに行きたいな」と言うワクワクする気持ちは大事だと思うのです。
それが最近めっきり減ってしまって「楽しむ気持ち」がどこかに置き去られ、時々心が迷子になることも。
そのためか自由な子どもらの「夏休みの夢」が何だかすごく羨ましく感じました。
しかし思えば小学校時代の夏休みも毎日キラキラしていたな。
友達と毎日同じプールに行き、アイスを食べたりジュースを飲んだり。
家族で2泊程度の近場の旅行に行ったり、寝過ごした日はラジオ体操が終わっててショックを受けたり、涼しい時間に宿題をしたり…。
入道雲に突然の夕立。
なんてことない素朴で平凡な夏休みだったけど、それでも子どもの私にはキラキラした思い出です。
夕方の涼しい夜風を浴びながら今この原稿を書き、そんなことを思い出しました。
子どもたちにも今の楽しい気持ちを大切にして欲しいです。
では「Schone Ferien!」(シューネ フェリエン!)
「素敵なお休みを!」
高橋ユウ
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