コロナ禍の影響で夫がリモートワークをするようになり、仕事する様子を毎日否が応でも見る生活になりました。1日にビデオミーティングを英語で何度も行い、同僚と談笑する姿はまさに「欧米か!」(…というほどでもなく結構淡々としています)
毎日私が作業する隣でそんなことばかりしているので、私もなんだか英語を話したい気持ちが再びムクムクと膨らみはじめてきました。しかし語学は本気で習得しようとするとかなりのストレスになり、今まで何度も挫折しては散財を繰り返してきた過去があるため悩んだのですが、「毎日誰かにお金を払って私の下手な英語を聞いてもらおう」くらいのスタンスでいることを決めてオンライン英会話を再開すると意外にも意外、今回は楽しくやれていてびっくりです。多分今、ものすごく喋ることに飢えているからでしょう。。。そこで今回は英会話オンライン受講経験だけは豊富な私が、選ぶ際のポイントや気づいた点などをこっそりお教えしようと思います。
1)オンライン英会話のネイティブの先生ってどんな人?
オンライン上のネイティブ講師(日本の大手オンライン英会話スクールの)は非ネイティブに比べ圧倒的に高いですが、それでも現地イギリスやアメリカで同じ時間マンツーマンレッスンを受けることを考えると破格の値段です。一体どんなカラクリが?と思っていたのですが、まず1つ目に南アフリカの先生が非常に多い。英語が母国語の国というとイギリスやアメリカ、オーストラリアなどをまず想像しますが、南アフリカの公用語が英語だと今まで知りませんでした。そしてイギリス人やアメリカ人の先生を選んだ場合、大体が様々な理由で海外に住んでいることが多いです。実は私は元々ロンドンの話がしたくて「ネイティブ講師プラン」を受講したのですが、ほとんどのイギリス人の先生がイギリスを離れているという。。。移住の理由の方が面白くてなかなかロンドンの話までたどり着けていないことがほとんどです(笑)。まあ、こんな破格な値段で引き受けているということはなんらかの理由があるということですね。もちろん授業の質は問題ないです! むしろこうした理由のお陰で安くネイティブの先生の授業が受けられることに感謝。
2)フィリピン人の先生は日本人になじみやすい
こちらに住んでからというもの、フィリピン人はもはや日本人(笑)。同じアジア人というだけで親近感が湧きますし、しかもフィリピン人はフレンドリーな人が多く、緊張しやすい日本人にとって馴染みやすい存在だなと思います。なので逆に馴染みすぎると欧米系の先生が一見怖く見えるかもしれません。私はドイツに住んでからというもの、イギリスやアイルランドの先生の感覚が理解できるようになり、かなり話しやすくなりました。ヨーロッパ文化に馴染み「親近感」が増したのだと思います。日本ではよく一般に「アメリカ系英語が~」とか「イギリス系英語が~」などと言われますが、それ以前に国によって文化的背景が大きく異なり、相槌1つとっても違ったりするものなので具体的に行きたい国がある場合、その国の先生の講師を選ぶのが一番いいと思います。それに対し「日本語を学びたい人=日本が好きな人、日本に行きたい人」なんですよね。(日本語を公用語としている国は現在日本だけだと思われるので)日本で生まれ育った私たちの感覚だとどうしても「英語」を一緒くたにしてしまいがちですが、どの国に行きたいかを具体的に想像すると、どのように英語を話せばいいかが明確になるのでオンライン英会話を選ぶ際の決め手になると思います。
3)ネイティブか非ネイティブか
オンライン英会話を選ぶ際、「ネイティブか非ネイティブか」議論をよく見かけますが、実際にレッスンのレベルはどちらでも問題ありません。むしろ非ネイティブ先生の方が熱心!ということも多いです。非ネイティブの先生は東欧や東南アジア、アフリカ圏に多く日本人にとってあまり馴染みのないエリアであることが多く(フィリピンは旅行しやすいですが)文化的背景も大きく異なるので、フリートークをする際は、何か共通の趣味などがあった方がいいかなと思います。私自身としては、アイスランドやイギリスなどのヨーロッパのネイティブで海外に移住している先生が境遇として似ているのでそういった先生を選ぶのが一番しっくりきます。英語を学ぶと言っても英会話は結局「会話」なんで、なるべく話していて話題を多く共有できる人の方が楽しく受講できることは間違いありません。
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*あくまで私の経験上でのイメージです。
日本人に教えている英会話の先生はどの人も大体日本人に慣れているのでフレンドリーな人が多いですが。実際に現地に行くとヨーロッパ系の人は理由なしにニコニコしないので、会話して相手のことを理解してくれて初めてフレンドリーな表情を見せたりします。だからこそ簡単な表現でもいいので、自分の要求や自分の意見を言えることが非常に重要になってきます。
と、私の思うことを書いてみましたが、「いや~、それより実際にどれだけ上達できるか知りたいんだけど」という人もいるかも知れません。もちろん真面目にやっていればかなり上達すると思います。ほぼ毎日、1日マンツーマンで30分近く話せるのにここまで低価格なのはやはり低コストでマンツーマン受講を可能にした日本企業の努力&工夫、そしてオンラインならではでしょう。語学は筋トレ的な要素が強く、結局喋れば喋るほど上手くなると思うので、いかにストレスなく筋トレを手伝ってくれる人に出逢えるかだけだと思います。ちょっと精神論的になってしまいましたが…参考になる人がいれば幸いです。
しかし英語はこんな安いオンライン授業があって本当に羨ましい。ドイツ語だとまずこんなに安いものはないので…。
ではまた次回。
Bleibt gesund!(体に気をつけて!)
高橋ユウ
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