現在小六の次男ワタ。学校に慣れるだけで精一杯でとてもじゃないけど中学受験なんぞ考えられない我が家。
ただ1校だけ今の語学スキルを活かして受験できるところがあるのでそこだけ受験を考えています。
運よく今年はリアル説明会を行うというので、説明会の予約を取ろうとパソコンを立ち上げました。
昨日14時からの受付だったのですが、少し出遅れ14時3分に参戦。が、クリックしてもクリックしてもエラーの繰り返しで。
ようやく繋がった1分後には「説明会は満席になりました。」とのアナウンス!な、なんと開始4分にして150組の枠が埋まったのです。
ええ?人気アイドルのコンサートのチケット争奪戦!?と思わず突っ込んでしまいました。
中学受験の世界…やっぱりすごいんだな。。。(汗)
ちなみに長男アユの高校説明会については、どこも比較的スムーズに予約が取れました。
というか、そこまでのものはいまだ見たことがありません。。。
昨今首都圏で一般化しつつある中学受験ですが、高校受験に比べて相当ハードでマニアックだと感じます。
テストの内容も、難関高と呼ばれる高校のテスト内容も難しいには難しいのですが「努力で頑張れば、まあなんとかなるかも」というレベルが多く、意欲がある子であれば乗り越えられる子も多いだろうな、あとは本人のやる気かな?(これが一番の問題ですが。笑)と感じます。
一方で中学受験のレベルは(私から見て)ちょっと異常です。
一度ワタにも別の学校の受験を考えたことがあって、うっかり過去問を買ってしまったのですが、偏差値50の学校の算数の問題を見て唖然。
物理科を出た夫も「これ、高校の数列を使わないと解くの難しいレベルだわ…。こんなん解くの!?」と目を丸くしていました。
つまり「そこそこ」と呼ばれる学校の受験ですら、相当特殊な勉強をしないと受からないという難易度なのです。
私の周りはむしろ中学受験をしない方が少数派とすら感じてしまう環境にいるので、ちょっと焦ってしまったり「このくらい出来るもんなの!?」と不安になってしまうのですが、今回のアイドルチケットばりの争奪戦で、どことなく違和感を感じ、私の中ではやはり特殊な世界なんだなと改めて感じた次第です。
日本の都会は競争が強い社会なんでついつい周りに流されそうになり、「基準は人それぞれ」であることをつい忘れそうになります。
ですが他人は他人だし、自分は自分だし、そして自分の子どもも他人とも私とも違うんですよね。
今回私の中で中学受験は「特殊なものに挑戦しようとしている家庭が多いだけ」と割り切ることで少し心がラクになりました。
子どもも成長していますが、親も子育てを通じて成長させてもらうことが多く、特にこの受験に関しては考えさせられるいい機会となりました。
日々の子育てでもそれを忘れずに接すれば、その子のペースで成長することを楽しんだり見守れる気がします。
ではまた次回!
Tschuss! (チュース:ドイツ語で「バイバイ」の意味)
高橋ユウ
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