子どもが中3と小6ということで、学校案内や受験情報を目にする機会がもっぱら増えました。というかインターネットの記事でも学校選びに関連する記事タイトルが目に入るとついつい読んでしまいます。
都会には私立高校など学校選択の幅も広く、その量に驚きますが、近年では「理系」と「英語」を売りにした学校が非常にトレンドのようで、HPで学校説明などを見ると非常に魅力的だったりします。
世の中がなんとなく不透明で不景気な時代を反映してか、就職に強くかつ確かな技術のあるIT系等の技術職は実際に私の周辺でも人気です。さらにそうした技術職で海外に渡るとさらに高収入になる可能性も高まるため、こうした「理系と英語」に力を入れた学校が流行るのでしょう。
ただこうした分かりやすさは親御さんにとっては魅力的ではありますが、問題なのは子どもが理系分野が苦手だったり関心のない場合です。
うちの子たちのように。。。涙
ちなみに私は高校時代、理系分野が大の苦手なのにも関わらず、高2の文理選択の際にうっかり理系を選択してしまいました。理由は、当時の先生方が「女子はこれから農学部に進むといいよ!バイオテクノロジーが花形の時代になるからね!」と言っていたことと、白衣を着て研究職なんかをしている自分を想像して「かっこいいじゃん」と思ったことにあります。
か、軽い。。(汗)
*こんな私みたいな子にしたくない!(笑)とついつい教育に力が入る今の私です。。。
実際、理系分野にさほど興味が持てなかった結果、授業は退屈、赤点が続出という事態に。受験でも農学部は全滅し、結局1校かろうじて受かった経済学科に進学しました。経済、全然興味がないのに。。。
そこで思ったのは、周りに流されずやはり素直に自分の心の中に耳を傾けてやりたいことをした方がよかった、ということです。
ただ、だからと言って子どもに子どもに「自分の好きなことを突き詰めよ!」とは無責任すぎる気もします。我が家の長男アユも密かに漫画家になりたいと言っていますが、漫画、イラスト、ゲームデザイナーなどのクリエイター職も確かに子どもには大人気です。ただ、就職の大変さ、アート系の労働環境や賃金がブラックな場合が結構あることを考えると軽々しく薦めることはできません。
と、いうわけで結局は「これをすれば〇〇になれる」という端的なものはやはりないもんだな、と。
実際全く絵を学ばなくても、あっさりと売れっ子漫画家になれる人も当然いるわけだしな。。。
理系に興味のない我が子たちを見て、ちょっと残念に思った時期もあったものの、結局はどこに進学しようが最終的には自分自身で考えて人生は切り開かねばならないんだな、と当たり前の考えに行き着いて少し安心した?そんな気分になった私です。
ではまた次回
Tschuss!(バイバイ!)
高橋ユウ
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