ずっと赤ちゃんだと思っていた(言い過ぎ?)次男ワタも、先日小学校の卒業式を迎えました。その日は有志の保護者の方が企画してくれた卒業パーティにも参加したのですが、久々の日本式パーティに親子共々大興奮。素敵なレストランで楽しい時間を過ごしました。
そこでふと思い出したのが長男アユのドイツでの小学校卒業式のこと。せっかくなのでその違いを紹介してみようと思います。
1.とにかくコストは安く!手作り料理が並ぶドイツのクラスパーティ
小学校や習い事などの卒業パーティなどにおいて、レストランなどを貸し切りにして会費制でパーティをすることが多い日本。準備の手間がかからないというメリットがある一方で、金額が結構お高いのがデメリットです。一方ドイツでは、特に子どものパーティといえば、公共の場所や所属しているスポーツ施設などの広間を使って行うことが一般的。料理は各家庭から手作りケーキや料理、ドリンクなどを持ち寄ってオリジナルのビュッフェスタイルパーティを作り上げます。
いろんな国籍の背景を持った家庭が多いのでインターナショナルな料理が並びます
ドイツスタイルは手間や負担がかかるという面もありますが、日本ではそもそもパーティを気軽にできる場所が見つからないという問題も。例えばドイツのサッカークラブチームは各チーム、練習グラウンドがあるだけでなく、パーティもできるクラブハウスも併設されていることが多いのです。低コストでパーティが実現しやすいのは、パーティが文化として根付いている(?)ドイツならではなのかもしれません。
2.教師も参加する卒業パーティ
教育現場において公私をしっかり分ける昨今の日本。(昔はもっと緩かった気が…)そのため日本の小学校のプライベートな卒業パーティに来ることはありませんが、ドイツでは先生を含めて卒業パーティを一緒に計画するなど、とてもフレンドリーな雰囲気です。
3.大人の階段は徐々に上るドイツ
小学校の頃は手作りの素朴な卒業パーティが行われるドイツも、Abiballと呼ばれる高校卒業式(アメリカだとプロムパーティ?)ではすっかり大人になってドレスアップしてオスカー女優男優のような雰囲気に!その後のパーティもクラブに行ったりするなど大学のような雰囲気になるそうです。(なんとドイツでは16歳からビールOKなのです!)一方で日本の小学校では袴を着たり振袖を着るなど、小学校卒業にして大学生のような雰囲気!が、中学、高校になると卒業式も制服と校則によって地味な髪型ですっかりシックな雰囲気に戻るケースが多いと思われます。年齢に応じて徐々に大人の階段を上るドイツに比べて、日本は校則の有無が大きく影響している気がします。
まあ同じドイツや日本でも都会と地方などで違いはありそうですが…我が家はこんな感じでした。
というわけで我が家もいよいよ4月から新生活。
卒業された方、おめでとうございます!どうぞ素敵な新生活を迎えられますように。
ではまた次回!
Ich wunsche euch schone und erholsame Fruhlingsferien!
(皆様も素敵でリラックスした春休みをお過ごしください!)
高橋ユウ
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