これが残暑というべきなのか分からないほどに猛暑が続く今年の夏。
お子さんの夏休みがもうすぐ終わるという方、もう既に始業式が始まった、という方もいらっしゃると思いますがいかがお過ごしでしょうか。
我が家はこの夏休みは(金銭的にも時間的にも)一大決心をして約2週間、ドイツに「里帰り」して参りました。
近年は1年2年があっという間に過ぎるのですが、それでもドイツを離れてからの2年間は非常に濃厚で、ドイツ脳から日本脳に次第にアップデートし、最近はそれがようやく終了したような感じだったのです。
と、そんな状態で再びドイツへ。そのためドイツ語大丈夫かな、以前のお友達と仲良く遊べるかな、色々と忘れているからどうしよう、といった嬉しいながらも不安な気持ちにもなる我が家。特に幼稚園から小学校時代を過ごした次男ワタが一番不安そうで、一番ドイツ旅行を楽しみにしていた割にドイツに到着してからもなかなか言葉を発しようとしないのです。
途中で立ち寄った高速のサービスエリアでハンバーガーを注文する際も「え?なんて聞けばいいんだろう…」と不安でたまらない様子。
あんなにスラスラと当たり前のようにドイツ人に話しかけていた子がこんなにドイツ語を話すことに不安になるという変化に親としても複雑な心境でした。が、そこは子ども。一度できることが分かるとどんどん思い出してきたようで、その後はスラスラと子どもたちは問題なくドイツ語を話していました。言語というのは一度乗り方を覚えてしまえばブランクがあっても乗れてしまう「自転車みたい」というけど、どうやらあながち間違っていないようです。
さて2年ぶりにドイツに来て、まず子どもたちが大きくなっていることにびっくり。あどけなかった子どもたちが思春期を迎え、大人になろうとしている過程を目の当たりにして驚きましたが、もちろんママ友さんたちとも子どもの成長に合わせて話す内容も変わってきて新しい発見のオンパレード! この時期に陥りがちな危険として、ドラッグにタバコ、お酒、成績不振という、日本よりもありがちだけどやや過激な内容、一方で引きこもりや不登校はほとんどいないということ、さらにはアフターコロナ、ウクライナ戦争による影響で大きく変わったドイツ人の生活や考え方も知ることが出来ました。たった2週間ですがリアルなドイツを体感することができ、私としても大変充実した滞在となりました。
既にコミュニティも知り合いもたくさんいるドイツは我が家にとってはパラレルワールドのような存在です。ただ、ずっとあまりにもそちらに行ってないと時代錯誤も甚だしい浦島太郎になってしまうという恐れがあるのだと改めて気がつきました。私も記事を書く際、どんどん古くなる昔の情報だけに依存せず、時代は変化していくものだと受け止めアップデートしていく必要があるな、とそちらも改めて褌をしめてかかろうと思った次第です。
アップデート…色々と日本でもできてないですが…自身の成長のためにも大切ですね!汗
ではまた次回!
Tschuss! (じゃあね!)
高橋ユウ
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