三木稔:歌劇《愛怨 Ai-En -To Die for Love-》新国立劇場 2006年創作委嘱作品(リイシュー)商品情報

三木稔:歌劇《愛怨 Ai-En -To Die for Love-》新国立劇場 2006年創作委嘱作品(リイシュー)

三木稔:歌劇《愛怨 Ai-En -To Die for Love-》新国立劇場 2006年創作委嘱作品(リイシュー)

[DVD] 2011/06/22発売

三木稔:歌劇《愛怨 Ai-En -To Die for Love-》新国立劇場 2006年創作委嘱作品(リイシュー)

COBO-6043-4 ¥5,170 (税抜価格 ¥4,700)

三木稔さんが、2011年12月8日午前、前立腺がんのため逝去されました。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。


三木稔の「日本史オペラ」第8作目を飾る《愛怨》は、瀬戸内寂聴が初めてオペラ台本を手がけた21世紀の超大作!2006年に新国立劇場で世界初演され、2010年にはドイツ初演を果たして、劇場を再び感動と喝采の嵐で満たしました。劇中で琵琶秘曲「愛怨」を演奏する中国琵琶のヴィルトゥオーゾ、シズカ楊静の至芸とその深い音楽性が作品のハイライトを形作り、物語を迫力のクライマックスへと導きます。

【このDVDは、TDBA-0138-9の再発売商品です】


【内容紹介】
★瀬戸内寂聴が、初めてオペラ台本を手がけたことでも話題となった《愛怨》は、8世紀の奈良と唐を舞台にした大スペクタクル歴史ロマン、日本語による全3幕のオペラです。2006年2月17、18、19日 新国立劇場において世界初演。
★国際的に活躍する琵琶のヴィルトゥオーゾ、シズカ楊静が、作品のハイライトで演奏する琵琶秘曲「愛怨」は、彼女の驚異的なテクニックと深遠な音楽性で満場の観客に大いなる感動を与えました。

あらすじ
遣唐使大野浄人は、大和朝廷の聖明女帝から、唐の光貴妃が秘曲とする琵琶曲《愛怨》を持ち帰るよう厳命を受け、新妻の桜子を残し、唐へと旅立ちます。途中船は難破、その知らせにショックを受けた桜子は、身重の体で身投げしてしまいます。
一方、南方へと漂着した浄人は、なんとか長安にたどり着き、そこで光貴妃の侍女である琵琶奏者・柳玲に出会います。桜子と瓜二つの顔をした柳玲は、なんと幼いときに桜子と生き別れた双子の妹だったのです。柳玲は、桜子の夫である浄人を救うため、他に伝えたら死刑に処せられるという掟をやぶって、浄人に「愛怨」を伝授します。ちょうどその時、唐は大乱の時代を向かえ…

 

【キャスト】
桜子/柳玲:釜洞祐子
大野浄人:経種廉彦
玄照皇帝:星野 淳
光貴妃:宇佐美瑠璃
阿部奈香麻呂=朝慶:田中 誠
若草皇子:黒田 博

指揮:大友直人
台本:瀬戸内寂聴
演出:恵川智美

東京交響楽団
新国立劇場合唱団
合唱指揮:三澤洋史
琵琶演奏:シズカ楊静

2006年2月19日 新国立劇場におけるライヴ収録〔日本語上演〕
●特典映像:瀬戸内寂聴・三木稔インタビュー


2006年作品 184分(本編165分+特典映像19分)収録
片面1層+2層(2枚組),チャプター有,メニュー画面 日本語・英語字幕(*特典は英語のみ)
カラー/16:9
音声 (1)リニアPCM48kHz/16bitステレオ (2)Dolby Digital 5.1chサラウンド (3)DTS 5.1chサラウンド
リージョンコード:ALL

※お使いの環境では試聴機能をご利用いただけません。当サイトの推奨環境をご参照ください。

★瀬戸内寂聴、三木稔両氏より寄せられたお祝いのコメントはこちら>>>

三木稔の《愛怨》2010年にドイツ初演を果たす!

《愛怨》は、2010年2月20日にハイデルベルク市劇場においてドイツ初演を果たし、6月まで計8回の上演が日本語歌唱(ドイツ語字幕付き)によって行われました。ドイツの観客を感動で包み、地元紙は三木と寂聴コンビが生み出した、東洋の独特の感性をもった美しい作品に大絶賛をおくっています。千秋楽の6月5日には作曲家の三木稔と台本の瀬戸内寂聴も現地に駆けつけ、総立ちの観客に迎えられました。

間違いなく、《愛怨》のヨーロッパ初演はハイデルベルク・オペラ劇場の劇場史に残るに違いない。音楽自体も、それを歌う歌手たちも、各シーンも、全く文句の付けようが無い完璧さであった。三木稔は今日の世界で最も優れた音の創造者の一人である。

Ludwig Steinbach, 2011.02.23. Mainzer Allgemeine Zeitung

ハイデルベルクにおける日本オペラ初演の成功に賛辞を呈したい。双子の姉妹、桜子と柳玲の二役を演じたヘ・スン・ナは、ただただこの世のものとも思えぬ素晴らしさであった。(中略)中国琵琶のヴィルトゥオーゾ、楊静の名演奏も特筆しなくてはならない。この完成された若き演奏家は、あるときはオーケストラの中で、又あるときにはソロで演奏したが、その素晴らしさに、聴衆は思わずほとばしるような喝采を浴びせかけた。
Rhein-Neckar Zeitung