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1.椰子の実
(歌)
名も知らぬ遠き島より 流れ寄る椰子の実ひとつ
(朗吟)
名も知らぬ遠き島より 流れ寄る椰子の実ひとつ
故郷の岸を離れて 汝はそも波に幾月
旧の樹は生いや茂れる 枝はなお影をやなせる
われもまた渚を枕 孤身の浮寝の旅ぞ
実をとりて胸にあつれば 新なり流離の憂
海の日の沈むを見れば 激り落つ異郷の涙
思いやる八重の汐々 いづれの日にか国に帰らん
2.「サラダ記念日」より
(短歌朗読・歌)
万智ちゃんを先生と呼ぶ子らがいて
神奈川県立橋本高校
(短歌朗読・歌)
今日までに私がついた嘘なんて
どうでもいいよというような海
(短歌朗読・歌)
「この味がいいね」と君が言ったから
七月六日はサラダ記念日
(短歌朗読・歌)
潮風に君のにおいがふいに舞う
抱き寄せられて貝殻になる
3.椰子の実
(オリジナル・カラオケ)[歌 E/朗吟 Gm]
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演奏:島津秀雄アンサンブル
遥か彼方望郷のおもいをめぐらす島崎藤村の「椰子の実」。
鮮麗、生新な歌くちで短歌界にセンセーションをおこした俵万智(「サラダ記念日」より)の短歌。
美しい日本の言葉と発声を分かり易く(歌詞)に示す佐野隆光の“うた世界”