Unknown Silence
これまで自身でレーベルを立ち上げ「武満徹ソングブック」「No Nukes Jazz Orchestra」など、数々の良質な音楽を産み出し高い評価を得てきた音楽家・沢田穣治が、2020年、さらなる高みを目指し新レーベルを立ち上げる。その名は「アンノウン サイレンス(Unknown Silence)」。
unknown・silence・monochrome・nowhere
4つのコンセプトをモットーに掲げ、かつてジョン・ケージが「沈黙」の中に音を発見した地である日本の古都・京都をベースエリアに設定。私たちがまだ耳にしたことのない「音」を、日本から世界へ国境を越えて発信していく。
琵琶湖畔を臨むstudio BOSCOにてスタジオ主宰のエンジニア森 崇氏の描き出す音の質感を大切に、アメリカのNONESUCH、ドイツのECM をマイルストーンとしながら、音楽家でありオーナーである沢田が理想とするレーベル・イメージを明確化したラインナップを展開する。
©cafeBeulmans yoshioka
沢田穣治(作曲家・アレンジャー・コントラバス)
ジャンルを限定しない表現で映画、アニメ、アルバムのプロデュースなど音楽制作に広く関わり、ブラジル音楽の室内楽トリオである「ショーロクラブ / Choro Club」での活動は30年にも及ぶ。
最近では京都市立藝術大学で修復されたバシェ音響彫刻の研究にも関わり、バシェ音響彫刻の演奏家、作曲家としてはロームシアターでの公演、2018年には映像作家Vincent Moonとのコラボレーションも果たす。
現代音楽及び邦楽器などのための室内楽作品の委嘱などの作曲と並行して、シンガーとの公演、アルバム制作もEPO、おおたか静流、川本真琴、畠山美由紀、Vinicius Cantuaria、Joyce Moreno、太田裕美など多岐にわたり、jimama、松下奈緒のプロデュースも手掛ける。
個人活動で作曲家の窪田ミナと「Nowhere Chamber Ensemble」、高木正勝などと「Closeness Ensemble of Kyoto」、ジャズ回帰から「沢田穣治カルテット」を結成。
楽器はベース以外にもギターをはじめとした弦楽器全般、ピアノなど幅広く演奏。
2019年にはピアノソロアルバム「場違いな工芸品」をJBK Recordsからリリース。