世界アニメーション映画史 第1集商品情報

世界アニメーション映画史 第1集

世界アニメーション映画史 第1集

[DVD] 2007/03/02発売

世界アニメーション映画史 第1集

KKAL-28-32 ¥200,000+税

全5巻
(各巻6Pライナーノーツ付)
片面2層
ドルビーデジタル
言語:英語/サイレント
サウンド:原音(モノラル)
/ピアノ・サウンド版(ステレオ/ON・OFF可能)
日本語字幕

「恐竜ガーティ」「ベティ・ブープ」などの誕生をその目で見よう!
エミール・コール、ウィンザー・マッケイ等のパイオニアからディズニー、フライシャー兄弟等カートゥーンの巨匠、さらにL.スタレビッチ、W.オブライエンというパペットアニメの異才までも集大成した アニメーション映像の世界遺産というべき全集が誕生!


【Vol.1】エミール・コール(Emile Cohl)「ファンタスマゴリア」他、計19作品
【Vol.2】ウィンザー・マッケイ(Winsor McCay)「恐竜ガーティ」他、計8作品
【Vol.3】ラディスラフ・スタレビッチ(Ladislas Starevitch)「映画カメラマンの復讐」他、計8作品
【Vol.4】パット・サリバン(Pat Sullivan)「フェリックスの初恋」他、計15作品
【Vol.5】マックス&デイブ・フライシャーI(Max and Dave FleischerI)「ココと中国人」他,計17作品


  構成:なみきたかし


■本全集の特色
この企画は第1集5巻と第2集5巻の合計10巻を通して、アニメーションの歴史を語る上でなくてはならない作品を網羅したもので、特にアメリカを中心とした黎明期からトーキーによる発展の過程を眺望するものである。
フランスのエミール・レイノーによるアニメーションは映画に先駆けるもので、第一巻に収録された「プラキシノスコープ」が公開された衝撃は我々の想像を超えているものだったのではないだろうか。
また、今でもその楽しい魅力があふれている「ファンタスマゴリア」はさまざまに変化する絵でアニメーション本来の魅力を伝えていると言えないだろうか。
約100年前のこうした作品がこのように素晴らしいのであれば、それ以後の作品の進化も注目せざるを得ない。第2巻に収録されている、ウィンザー・マッケイの気品ある美しい絵はまた相応しいほど美しく動き出しており、第3巻のスタレビッチ監督作品は異色の人形アニメーションで、恐ろしいほどの緻密さで観客に迫る。このほか、ベティ・ブープ作品の楽しさ、初期のディズニーの貴重な作品など各巻それぞれ特色あふれる構成でありながら学術的な羅列ではなく、アニメーションの魅力を堪能できるように考えたものである。

収録にあたっては、世界的に著名な研究者であり、コレクターであるなみきたかし氏に全面的な構成・監修にあたってもらい、作品の選定・収集・提供をお願いした。解説は書籍「世界アニメーション映画史」の著者である研究家伴野孝司氏と望月信夫氏に詳述してもらい、封入ライナーノーツでより理解が深められるものとした。
入手できる最良の原版を使用し、サイレント作品には新しいオリジナル・ピアノ伴奏も付け加えて公開当時の雰囲気を忠実に再現する試みも加えている。
これまでこのような幅広い視野でアニメーション史をとらえた企画はどの国でもなかった。正に本全集は映像における世界遺産なのである。


■本企画について(なみきたかし)
約20年ほど前に私が編集・出版した「世界アニメーション映画史」が今回の企画の基になっています。
この本は日本で初めてのアニメーションの歴史書であったので、幸いに非常に好評を得て、基本図書として各公立・私立図書館などにも多く収蔵されることとなりました。
しかし、映像であるアニメーションの魅力を十分に伝えることは書籍では限りがあります。掲載した写真が動き出さないものかと夢を見たこともあります。そして現在、当時は考えられなかったDVDというメディアで容易に世界の名作を見ることが出来るようになり驚きを禁じ得ません。
そして実現したこの全集こそ夢の実現というもので、当時の編集の意気込みを思い出し、初心にもどって構成しました。デジタルビデオ化や字幕構成の過程で何度も作品を見直すたびに、アニメーションというものには驚きを感じさせられます。
エミール・コールやウィンザー・マッケイの仏米の両天才の輝かしい創造はこの技法の誕生とともに永遠の傑作を生みました。
トーキーになってのベティのシリーズの楽しさはこれまた永遠です。私は特にベティ好きを自認していますが、誰であれ一度この作品を見たら、何度でも見たくなること請け合いです。

公共図書館の場や学校教育の現場で、いつまでも利用していただくことの出来る価値のある全集に仕上がりました。どうぞ世界でも例のない宝箱のようなこの全集をご活用ください。
なお、今回構成することの基礎となった私のアニメーション研究の知識はほぼ、尊敬すべき映画評論家森卓也さんと良き先輩であり解説を引き受けてくれた伴野孝司・望月信夫両氏におっており、また提供したコレクションのきっかけをアニドウ顧問であった故杉本五郎氏のライブラリーによっていることを最後に明記しておきます。

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−商品に関してのお問い合わせ−
販売元:株式会社紀伊國屋書店
映像情報部
TEL 03-5469-5917
FAX 03-5469-5957

第2巻はこちら>>

 【Vol.1】 エミール・コール 94分+特典1分
映画が発明される以前の「映画」は、すべてアニメーションだった。帯状のセルロイドの上に連続した写真を定着させる以前の「映画」は、決して動く「写真」ではありえず動く「絵」でなければならなかったからである。映画の前史だとはいっても、エミール・レイノーのプラキシノスコープは、パリのモンマルトルで「光学劇場(テアトル・オプティーク)」と称して、1892年から1900年にかけて、一万回以上の公演をおこない、のべにして50万人以上の観客を集めるまでになっていた。1910年、レイノーは何もかもうまくいかぬと自分の装置とフィルムの大部分をセーヌ河に投げ込んでしまった。

●プラキシノスコープ(1893 エミール・レイノー) ●ファンタスマゴリア(1908 エミール・コール) ●喰いつく入れ歯(1909 作者不詳) ●自動配達会社(1910 作者不詳) ●ボナード先生の遭難(1912 エミール・コール) ●クレイジー・カットのいたずら合戦(1916 ジョージ・ハリマン) ●クレイジー・カットの舞台の悲劇(1916 ジョージ・ハリマン) ●クレイジー・カットの昆虫学者(1916 ジョージ・ハリマン) ●アルコールの幻想(1912 エミール・コール) ●アルコールの害毒(1912 マリウス・ロッシロン) ●ボビー・バンプス/食堂は大混乱の巻(1918 アール・ハード) ●ボビー・バンプス/御主人の声(1921 アール・ハード) ●クレイジー・カットと華麗なるチーズ泥棒(1920 ヴァーノン・スト−リングズ) ●ミシシッピーを下る(1920 フランク・モーサー) ●画家とドラゴン(1920 ハイ・ゲージ) ●魅惑のまなざし(1922 ウォルター・ランツ) ●ヒーザライア大佐/バナナがほしい(1923 ヴァーノン・スト−リングズ) ●グロッグ船長と不思議な生き物(1920 ヴィクトール・ベリダール) 【特典】魅力的な絵(1900 スチュアート・ブラックトン)



 【Vol.2】 ウィンザー・マッケイ 81分+特典11分
ウィンザー・マッケイ(1871-1934)は伝説的な漫画家であり、アニメーション映画のアメリカにおける創始者である。サーカス団のポスターや看板を描くことで画業につき、1905年から1911年までニューヨーク・ヘラルド紙で連載された漫画「夢の国のリトル・ニモ」(Little Nemo in Slumberland)でその名声が確立された。美しく彩色された漫画は今でも画集として出版されているが、その繊細さと正確なデッサンをアニメーションに持ち込んで発表したのが1914年の「恐竜ガーティ」(Gertie the Dinosaur)である。この作品は今でも世界のベスト10に入る名作として知られ、その完成度と面白さで後に続く者達への偉大な道標となった。このDVDでは、まだ習作といえる「リトル・ニモ」をはじめ全7作と特典映像でマッケイの業績を眺望する。

●リトル・ニモ(1911 ウィンザー・マッケイ) ●モスキート(1912 ウィンザー・マッケイ) ●恐竜ガーティ(1914 ウィンザー・マッケイ) ●虫のサーカス(1917 ウィンザー・マッケイ) ●ルシタニア号の沈没(1918 ウィンザー・マッケイ) ●ペット(1921 ウィンザー・マッケイ) ●フライング・ハウス(1921 ウィンザー・マッケイ、ロバート・マッケイ) 【特典】恐竜ガーティ(模作)(1915 作者不詳)



 【Vol.3】 ラディスラフ・スタレビッチ 92分+特典2分
ここにはロシアで最初の人形アニメーション作家として著名なラディスラフ・スタレビッチ(1882-1965)の作品を8作収録し、メイキング映像を特典として添えた。彼は博物館勤務の際に昆虫の生態を映画にしようとした後に、人形をコマ撮りによって再現させる手法を考えたという。フランスのエミール・コールの作品が大きなヒントになった可能性がある。1910年、ロシアで最初の作品「ルカヌス・セルヴス」を制作したが、続く「麗しのリュカニダ」「映画カメラマンの復讐」で海外でも評判を呼び、一躍著名となった。1919年には革命の混乱により祖国を離れ、フランス・パリ郊外にスタジオを設けて以後の作品を作り出した。長編アニメ第1作「狐物語」をはじめ、1965年「犬猿の仲」の撮影中に亡くなるまで総計で100本近くの作品を生み出すなど、精力的に活躍した。

●映画カメラマンの復讐(1912 ラディスラフ・スタレビッチ) ●バッタと蟻(1913 ラディスラフ・スタレビッチ) ●かえるの国(1922 ラディスラフ・スタレビッチ) ●田舎ねずみと町ねずみ(1926 ラディスラフ・スタレビッチ) ●二人のキューピッド(1926 ラディスラフ・スタレビッチ) ●マスコット(1933 ラディスラフ・スタレビッチ) ●新婚旅行(1934 ラディスラフ・スタレビッチ) ●熊ときつね(1936 ラディスラフ・スタレビッチ) 【特典】スタレビッチ メイキング(制作年不詳)



 【Vol.4】 パット・サリバン 96分+特典9分
プロデューサーであるパット・サリバンはオーストラリアに生まれ、1914年にアメリカに移住しコミックスを描いていた。15年に自らのスタジオを設立するまでに自身が創造した人気者のコミックスの主人公を持ち得なかったという経歴が、彼に独自の道を歩ませたといえる。開設したばかりの自分の小スタジオにニュージャージー生まれのアニメーター、オットー・メスマーを雇い入れると、彼は内職の仕事のためにフェリックスを創り出した。1922年にサリバンがその権利を取得すると、メスマーはたくさんのアニメーターを指揮して、次々と作品を作り出していった。この黒い猫はミッキー・マウス以前のアメリカにおける最重要キャラクターであり、今も高い人気を誇っている。

●フェリックスの初恋(1919 パット・サリバン) ●フェリックス ハリウッドへ行く(1923 パット・サリバン) ●フェリックスとおとぎの国(1923 パット・サリバン) ●フェリックスのパズル解決(1924 パット・サリバン) ●フェリックスの喰いしん坊(1927 パット・サリバン) ●フェリックスのロミオ(1927 パット・サリバン) ●フェリックスのシャーロック・ホームズ(1928 パット・サリバン) ●フェリックスの占い師(1928 パット・サリバン) ●フェリックスの酔っぱらい(1928 パット・サリバン) ●フェリックスの石油成金(1928 パット・サリバン) ●フェリックスと春の嵐(1930 パット・サリバン) ●フェリックスの五里霧中(1930 パット・サリバン) ●フェリックスのボートレース(1930 パット・サリバン) ●漫画チャップリン/風車の巻(1915 パット・サリバン) 【特典】●漫画チャップリン/海浜の巻(1917 パット・サリバン)



 【Vol.5】 マックス&デイブ・フライシャーI 115分
アニメーションの品質においてディズニーに最も肉迫した競争相手はマックス・フライシャーを代表とするファミリーカンパニー、フライシャー・スタジオであった。サイレント期を通じてアニメーションの改革と創作を行い続けてきたマックスとデイブのフライシャー兄弟は、「ベティ・ブープ」シリーズと「ポパイ」シリーズによって大成功を収めた。ここに収められているものは初期のヒット作「道化師ココ」のシリーズと「ソング・カーチューン」のシリーズである。マックスは、1917年にココを主人公とするシリーズを産み出した。道化師ココはインク壷から飛び出し、絵描きや社長の役を演じているマックスを相手にいたずらをしかける。彼らが考案したロトスコープによって、俳優の動きをコピーした動画が描かれて他社にはできないスムーズな動きが再現され、品質の良さを際立たせていた。

●ココと中国人(1917 マックス・フライシャー) ●ココのハエ退治(1917 マックス・フライシャー) ●ココとやんちゃな弟(1918 マックス・フライシャー) ●ココと無限動力(1919 マックス・フライシャー) ●ココと彫刻家(1921 デイブ・フライシャー) ●ココのパズル挑戦(1923 デイブ・フライシャー) ●トーキー漫画の出来るまで(1929 マックス・フライシャー、ライル・ゴールドマン) ●ココのまんが工場(1925 デイブ・フライシャー) ●ココのねこ騒動(1926 デイブ・フライシャー) ●愛しのアデライン(1926 デイブ・フライシャー) ●これが小唄漫画だ(1926 デイブ・フライシャー) ●ココとお巡りさん(1927 デイブ・フライシャー) ●ココのあべこべ虫(1928 デイブ・フライシャー) ●ココと地球操縦(1928 デイブ・フライシャー) ●ココの右往左往(1929 デイブ・フライシャー) ●みんなステキな娘(1931 デイブ・フライシャー) ●オールズモービル(1931 デイブ・フライシャー)




●作品の選定基準
  1. 本全集の収録作品は、世界のアニメーションの創世記を具体的にたどれるものに精選すること。
  2. パイオニアとして代表的な制作者または監督の作品を集成し、ひとつの巻にまとめる。
  3. 同時代、同傾向の作品は違う監督であっても、ひとつに収録する。
  4. カートゥーン(漫画)アニメーションだけでなく人形、立体アニメーションなどの監督も幅広く取り上げること。
  5. 今日の観客から見ても充分鑑賞に耐える作品であること。

 提供・製作:アニドウ・ライブラリー/発売:コロムビアミュージックエンタテインメント/販売:株式会社紀伊國屋書店/協力:ポルケ

著作権処理済(上映権付与)
本ディスクは、学校、公共施設での個人を対象とした視聴・貸出に用途を限って頒布 されているものであり、又、学校・公共施設内での少人数を対象とした無償上映に関 して、許可されております。