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2008年11月6日発売
COZQ-325〜6(CD+DVD 2枚組)
¥3,000(税込) |
収録曲
- プロローグ (井上鑑)
- アメイジング・グレイス (トラディショナル)*
- 白鳥 (サン=サーンス)**
- 美しい夕暮れ (ドビュッシー)*
- ニューシネマパラダイス 愛のテーマ (モリコーネ)*
- 風のくちづけ 〜「リュートのための古代舞曲とアリア」よりイタリアーナ (レスピーギ)**
- この素晴らしき世界 (ダグラス)**
- 新世界 (ドヴォルザーク)*
- タイスの瞑想曲 (マスネ)*
- エピローグ (井上鑑)
<Special Tribute Track>
- アメイジング・グレイス (ブライアン・メイ・バージョン)
井上鑑 (編曲・キーボード) except 11
Ensemble Eterna (コーラス: 1,2,4,6,8,10)
今剛 (ギター: 3,5,7,9)
松原正樹 (ギター: 3,5,7,9)
ブライアン・メイ (キーボード、TOY琴、バックコーラス : 11)
特典DVD
- 美しい夕暮れ
- ニュー・シネマ・パラダイス〜愛のテーマ
[*]1stAlbum「アヴェ・マリア」より、[**]2ndAlbum「時」より
録音:2008年6月1日 パブロワークショップ(東京) / 2008年6月13〜15日 オリンピックスタジオ(ロンドン)
本田美奈子が生前最も大切にしたこと、それは心に響く歌を歌うことでした。
それは聴き手の心に響くということはもちろん、一緒に音楽を作る演奏者とも心を響き合わせるということでもありました。
今回のアルバムは、「響き合う」ことをテーマに、本田美奈子が遺した歌声をもう一度聞き直し、一番シンプルに、人のぬくもりが感じられるサウンドで包み直した作品です。
半分がルネサンススタイルのコーラス、そして残りの半分が2台のギターという、最も人間的でシンプルな編成で、それぞれ本田美奈子の声を聞きながら、究極のハーモニーを作り出しました。
コーラスは、ロンドンを拠点に活動する世界的にもトップクラスの古楽歌手を、またギターは、松原正樹、今剛という日本のトップギタリスト二人を起用。
いつも手元において、心を慰めるために流したい、そんなアルバムです。
また、生前親交があったブライアン・メイによるスペシャルトラックも収録しています。
収録曲紹介
1. プロローグ (井上鑑)
コピーライターで作詞家の一倉宏氏が、本田美奈子を偲んで書き下ろした詩に、井上鑑氏が、音楽をつけた新曲です。イギリス人の歌い手達が、日本語で歌っています。
2. アメイジング・グレイス (トラディショナル)
2005年11月6日、本田美奈子が急性骨髄性白血病でこの世を去ったときに、繰り返しテレビでこの曲を歌った映像が流され、本田美奈子最後の代表曲になりました。この6月には、ヘイリーとの仮想デュオが発売され、話題になったことも記憶に新しい作品です。オリジナルはアイリッシュダンスのリズムを取り入れた音作りでしたが、今回は、よりシンプルな、聖歌に近い音世界になっています。
3. 白鳥 (サン=サーンス)
アルバム「時」の2曲目に収められた作品。オリジナルは、シンセサイザーを使用した幻想的なサウンドでしたが、ここでは、ツインギターにより、アコースティックでナチュラルな世界が繰り広げられます。
4. 美しい夕暮れ (ドビュッシー)
もともとは歌曲ですが、本田美奈子のバージョンは、ヴァイオリン版のメロディーを歌っているため、非常に音域の広い作品になっています。「アヴェ・マリア」に収められたギターとシンセサイザーによるバージョンから、透明感溢れるコーラスの世界に生まれ変わりました。
5. ニューシネマパラダイス 愛のテーマ (モリコーネ)
アルバム「アヴェ・マリア」の中でも、本田美奈子さん本人が特に気に入っていた1曲です。直接映画の内容を歌った作品ではないものの、映画を愛する気持ちが表現された「映画賛歌」とでもいうような詞の世界であり、その切なさが、新しいツインギターの伴奏によって、更に深まりました。
6. 風のくちづけ 〜「リュートのための古代舞曲とアリア」よりイタリアーナ (レスピーギ)
アルバム「時」の中では、琴の伴奏で、日本の懐かしい風景を感じさせる作品になっていました。今回は、レスピーギの原曲のイメージを生かし、ルネサンススタイルのコーラスとともに録音しました。
7. この素晴らしき世界 (ダグラス)
ルイ・アームストロングが歌ってヒットしたこのナンバーは、アルバム「時」のエンディングを飾った曲でした。オリジナルが此岸の幸せを歌うものだとすれば、今回は彼岸での幸せを歌うバージョンになりました。
8. 新世界 (ドヴォルザーク)
ドヴォルザークの代表的な交響曲「新世界」の第2楽章に歌詞をつけたもの。日本では「家路」という歌としても古くから親しまれています。ソプラノヴォイス時代の本田美奈子としては唯一のシングルカット曲でした。ストリングスがコーラスに代わり、より人間味を感じる「新世界」に生まれ変わりました。
9. タイスの瞑想曲 (マスネ)
ソプラノヴォイスによるファーストアルバム「アヴェ・マリア」の中で唯一自ら作詞した作品。ヴァイオリン曲の非常に難易度が高いメロディーを、自分のものとして自然に歌いこなしていることに、今更ながら感嘆する曲です。アコースティックギターの美しい響きが、平和への祈りを、より優しく伝えてくれます。
10. エピローグ (井上鑑)
PROLOGUEに呼応する作品。最後に耳を澄ますと、何かが聞こえるかも知れません。
<Special Tribute Track>
11. アメイジング・グレイス (ブライアン・メイ・バージョン)
残された本田美奈子.の声にQUEENのギタリスト、ブライアン・メイがリミックスしたバージョンです。すべてのアレンジをブライアンが行ない、シンセサイザー演奏、アコーステック・ギターのようにも聴こえるトーイ・コト(おもちゃの琴)の演奏、バッキング・コーラスと、すべてブライアン独りのパフォーマンスが多重録音で収録されています。いわばブライアン・メイが天国の本田美奈子.と共演したかのような清冽で祈りに満ちた1曲です。
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