初代 山本邦山プロフィール

PROFILEプロフィール

初代 山本邦山

初代 山本邦山

尺八演奏家、作曲家。元東京芸術大学教授。人間国宝。
都山流尺八の第一人者。本名山本泰正。幼少より父初世山本邦山に学び、のち中西蝶山に学ぶ。
1958年京都外語大学英文科卒業。62年正派音楽院楽理科卒業。
2002年に都山流尺八の重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定を受ける。
若い時からその才能が認められ、映画(「悪魔が来りて笛を吹く」等)、テレビドラマ、演劇の音楽を担当したほか、海外での演奏もアメリカ、イギリス、ドイツ、オーストリア、フランス、オランダ、タイ、韓国と世界におよび、国内では1964年に青木鈴慕、横山勝也と「尺八三本会」を結成して現代邦楽での尺八の存在を確立した。
またジャズとの共演、オーケストラとの共演など、活動の巾の広さは彼に及ぶ演奏家はいない。もちろん作曲活動も盛んで佳作が多くあり、また文化庁芸術祭での受賞、芸術選奨文部大臣賞をはじめ各種の受賞はかぞえきれないほどである。
一方で後進の育成にも熱心で、「尺八一九七九」を立ち上げ、また2004年まで東京芸術大学教授をつとめた。
2014年76歳で他界。
著書に『尺八演奏論』があり、息子山本真山は二代目 山本邦山として活躍中。