DIMMAK
ミラクルチョースケ パーレーン ディムマックサンプラー YOUNG PEPLE dimmakとは?
レッド・ソウル・コミュニティ


(プロフィール)

 ミラクル・チョースケ。カリフォルニア出身の6人組。ワシントンでアンドリューとダンが、友人のパーティーで演奏するためだけに結成したのがきっかけ。ミラクル・チョースケという一風変わっていて、日本人にはなじみの深そうな名前もこのときに命名されたもの。この奇妙なバンド名の由来は『リー・トレヴィーノのファイティング・ゴルフ』というゲームに登場する天才パターが「ミラクル・チョースケ」と言う名前であったからということで、酔っ払った勢いと、その場のノリでつけられたもの。その後2人がカリフォルニアに戻り、現在のメンバーにまで増えても名前はなんとなく、そのままになる。メンバーの本音としては「最悪のバンド名だ」ということらしい。このバンド名についてメンバーのジェイソンは「2人以外は(命名された)その場にいたわけじゃないから、ちっとも笑えないし。ましてや僕に至っては、そんなゲームの存在すら知らなかったんだからね。」ということらしい。また、「知ってるよ(笑)チョースケって日本のコメディアン/俳優なんでしょ」とよほどよく、この名前について聞かれるらしい。
 「不条理でバカげてて、行き当たりばったりで、奇妙で....そして、人を大笑いさせたり激怒させたり。このバンド名はどこか、自分達の音楽を体現しているとも思うんだ。それに人には『そんな名前のうちは一生契約もできないし、まともな所でライブもできないし、人になんか聴いてもらえない』って言われたけど、その3つはクリアしたわけだからね。この名前でいったいどこまで行けるのか、自分達でも見てみたいよ」とジェイソンは話している。
 そして現在、アメリカではDim Makと契約し2003年5月にUSにて、このデビュー・アルバム「ザ・7/8・ワンダーズ・オブ・ザ・ワールド」をリリースすることとなる。


 
Miracle Chosuke


1. Gonk/ゴング
2. Do What You Pay me For
/ドゥー・ワット・ユー・ペイ・ミー・フォー

3.

Clifton/クリフトン
4. Clap/クラップ
5. 4-3-3
6. Vallejo/バレーオ
7. Francine/フランシーヌ
8. Loop/ループ
9. Nemesis/ネメシス
*各曲の解説


(メンバー)  
ヴォーカル: ジェイソン・サイレン
ギター: ダン・ジャーチック、ブラディー・ミラー
ベース: ジェイソン・メディナ
キーボード: ロブ・ガーディン
ドラム: アンドリュー・テイラー

(各曲解説)
  M-1 :: Gonk
Jason Silenの泣き叫ぶようなヴォーカルの背後で鳴り響く彼等のトレードマーク、いじくったギター音とファズアウトしたシンセというプログの壁にいきなり打ちのめされる。カリスマ的でクレイジーで、ファンタスティックなこの曲の演奏時間は1分17秒。
何が起きたのかわからないほどの短さ。


M-2 :: Do What You Pay Me For
優しく、しなやかに揺れるシンセのメロディーと慎重に挟み込まれたギターソロは、The Carsの名曲を懐かしく思い起こさせる。「払ったお金に見合うことをするよ」というフレーズをJasonがくり返し歌うのを聞いているうちに、彼は売春のことを歌っているのか、それともアルバムを買ってくれた人は必ず満足すると自ら予言しているのだろうかと誰もが首をひねりたくなるはず。

M-3 :: Clifton
気のきいたアルバムタイトルは、この曲にインスピレーションを得てつけたのだろう。
奇妙な拍子と突然のパターン変化は彼等が「プログ」のタグを集めまくったという事実を揺るぎないものにする。

M-4 :: Clap
すべてがスローダウンして、怪獣のテーマソングのような雰囲気になり、MedinaとMillerのベースとギターが二人のJasonの抑制したヴォーカルを包み込む。DevoのMark Mothersbaughの喉が乗り移ったSilen、その後方で低音でなだめ静めるMedina。
互いに心から讃えあう二人のヴォーカルのコンビネーションは、このアルバムで特筆すべきポイントの一つ。

M-5 :: 4-4-3
タイトルからしてこれまた変拍子の曲かと思うが、確かにその通りのことをやってのけている。
トムトムとスネアを叩き、古典的な4分の4拍子でハイハットを刻むAndrew。その間を行ったり来たり練り歩く歌。
これはメンバー全員の才能を証明する一曲。


M-6 :: Vallejo
曲が始まったとたん、耳を疑うかもしれないが、良い意味でめちゃくちゃな曲。前の曲が終わったかと思うといきなりServortronとADDのようなものが始まる。異様なギターが続き、やがて警察のサイレンようなシンセが鳴り響き、そして『ゼルダの伝説』から飛び出してきたようなものを目がけてまっしぐら。TVゲームの名作になるような曲だ。

M-7 :: Francine
このアルバムの中で一番ヒット・シングルになりそうな曲。アルバム冒頭の2曲をうまく組み合わせたような曲だが、ヴォーカルが実にキャッチーだし、演奏にもダンサブルな雰囲気がある。Dan Gerchikの作曲メソッドの中には、はっきりしないスタイルと異常なのりというこの二つが生まれつき埋め込まれているのではなかろうかと考えられる。
ユニークな才能と飽くなき決意に満ちている。


M-8 :: Loop
この曲でバンドはこのアルバム随一のパンクサウンドの曲を披露する。実はこの曲は同じコスタメサ出身で、彼等と同じように見落とされているSupernovaというバンドへのトリビュートかもしれない。風変わりなエフェクトを使い、Jason Silenが無骨に詞を吐き出していくそのさまは、支配者Cynot 3に敬意を表しているかのようであり、またすべてのパートで欲求不満をぶちまけているふうでもある。
いずれにせよ、至る所で金切り声があがり、UFO風のRobのキーボードがそこここに飛来する。

M-9 :: Nemesis
この曲は、これまでの曲とは別にレコーディングしたのではなかろうかと思わせるインストルメンタル曲だ。
よりクリア、よりメロウなサウンドで、アルバムを締めくくるのにふさわしく、リスナーの気持ちを落ち着かせる曲。


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