専属作曲家・古関裕而のご紹介

令和2(2020)年放送のNHK連続テレビ小説『エール』の主人公のモデルとなった国民的作曲家・古関裕而は、昭和5(1930)年にコロムビアレコードの専属作曲家となりました。以降、平成元(1989)年8月18日に80歳でその生涯を閉じるまで、5,000曲もの作品を残した、正に昭和を代表する作曲家です。
このホームページでは、古関裕而とコロムビアとの関わりや長い作曲家生活の中で生み出した名曲の数々をご紹介していきます。

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WHAT'S NEW

2020/03/27 インフォメーション
NHK連続テレビ小説「エール」オリジナル・サウンドトラック、5/27発売!!
2020/03/07 インフォメーション
アルバム『あなたが選んだ古関メロディーベスト30』、4/29発売!!
2020/03/07 インフォメーション
「あなたが選ぶ古関メロディーベスト30」結果発表!!
2020/03/07
特設ホームページがオープンしました!!

今週の古関メロディー

♪ オリンピック・マーチ

作曲:古関裕而/指揮:斉藤徳三郎
演奏:陸上自衛隊中央音楽隊

昭和39年10月10日の午後2時、晴天下の国立競技場へ選手入場。565名の演奏により高らかに鳴り響いた「オリンピック・マーチ」を聞き、多くの日本人はこの行進曲が日本人の手によることを誇りに思ったのではないだろうか。清新明朗で格調高い古関作品の神髄である。唯一日本的と言えるのはコーダーに「君が代」の旋律を取り入れたこと。戦前のスポーツ音楽の最高峰・山田耕筰の「走れ大地を」での手法を踏襲している。(解説:三木 容)


INFORMATION

  • アルバム『連続テレビ小説「エール」オリジナル・サウンドトラック』、2020/5/27発売!!

    2020/3/30(月)からNHK総合でスタートする、連続テレビ小説「エール」のオリジナル・サウンドトラック発売が決定!
    連続テレビ小説「エール」は、古関裕而と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)をモデルに、音楽とともに生きた夫婦の物語を描いており、その音楽は、多くのCMソングやサウンドトラックを手掛ける瀬川英史が手掛けています。

    2020/05/27発売
    『連続テレビ小説「エール」オリジナル・サウンドトラック』
    CD COCP-41137 ¥3,000+税

    ★詳細はこちら>>>
  • アルバム『あなたが選んだ古関メロディーベスト30』、2020/4/29発売!!

    みなさんが選んだ人気の古関メロディー!
    福島民報社が中心となり行われた「あなたが選ぶ古関メロディーベスト30」の投票結果をもとに、上位曲を収録した2枚組のCDが発売!

    2020/04/29発売
    『あなたが選んだ古関メロディーベスト30』
    CD2枚組 COCP-41121-2 ¥3,000+税

    ★収録予定曲など詳細はこちら>>>
  • 「あなたが選ぶ古関メロディーベスト30」結果発表!!

    古関裕而の出身地、福島県の新聞社・福島民報社が中心となり、古関が作曲した110曲のリストの中から、ネットやハガキ、FAXでベスト30を決めるため、2019年12月10日から2020年2月7日まで行われた人気投票の結果が発表されました! 詳しくは下記の特設ホームページにて。

    ★「あなたが選ぶ古関メロディーベスト30」特設ホームページはこちら>>>

関連作品のご紹介

  • ジャケ写 2020/05/27発売

    連続テレビ小説「エール」
    オリジナル・サウンドトラック

    COCP-41137
    ¥3,000+税 詳細はこちら
  • ジャケ写 2020/04/29発売

    あなたが選んだ
    古関メロディーベスト30

    COCP-41121-2
    ¥3,000+税 詳細はこちら
  • ジャケ写 2019/08/07発売

    古関裕而 昭和日本の歌
    ~長崎の鐘~

    COCP-40920-1
    ¥3,000+税 詳細はこちら
  • ジャケ写 2019/08/07発売

    古関裕而 戦時下日本の歌
    ~愛国の花~

    COCP-40922-3
    ¥3,000+税 詳細はこちら
  • ジャケ写 2019/04/24発売

    スポーツ日本の歌
    ~栄冠は君に輝く~

    COCP-40793-4
    ¥3,000+税 詳細はこちら
  • ジャケ写 2009/08/05発売

    国民的作曲家 古関裕而全集
    ~長崎の鐘・君の名は・栄冠は君に輝く~

    COZP-375-81
    ¥14,286+税 詳細はこちら
  • ジャケ写 2009/08/05発売

    NHK-CD NHK番組による
    「国民的作曲家・古関裕而の世界」

    COCP-35683
    ¥2,381+税 詳細はこちら
  • ジャケ写 2007/12/19発売

    決定盤 栄冠は君に輝く
    古関裕而大全集

    COCP-34629-30
    ¥2,857+税 詳細はこちら

古関裕而プロフィール

◇ 本名:古関勇治
◇ 生年月日:明治42(1909)年8月11日
◇ 出身地:福島県福島市

 古関裕而は、「日本のスーザ」つまり世界のマーチ王と呼ばれることがある。それは大学の応援歌から、NHKのスポーツ番組のテーマ「スポーツ行進曲」、東京オリンピックの「オリンピック・マーチ」まで、実に数多くのマーチを作曲し、その世界では圧倒的な実績を誇っているからである。実際、最初のレコードは、出身地である福島に材を取った「福島行進曲」だった。それと同じ昭和6(1931)年に、早稲田大学の応援歌「紺碧の空」を発表している。だが、古関が単なるマーチ作曲家でなかったことは、数多くのヒット曲をみてもわかる。実際、「紺碧の空」の翌年には「船頭可愛や」、そして2年後には「露営の歌」を発表している。まさに多彩な作曲作品を書き、その実績は圧倒的である。
 古関裕而は明治42(1909)年、福島市に生まれた。生家は「喜多三(きたさん)」という呉服屋だった。5歳の時に父親が蓄音機を買い、そのときにレコードを聴いた記憶がある。そして10歳の時、卓上ピアノで作曲を始めた。福島商業学校を卒業した後、音楽家を志していたが、親類の人に「遊んでいるなら、ここに勤めてはどうか」と言われ、その親類が経営していた川俣銀行に勤務する。銀行在勤中も作曲活動は続けており、福島ハーモニカ・ソサエティーに所属しつつ、ラジオ出演などをこなしていた。だが音楽への思いは断ちがたく、2年で上京。昭和5(1930)年、コロムビアと専属契約を結び、はれて作曲家としてスタートすることになる。
 昭和12(1937)年、「露営の歌」を作曲し、その翌年29歳で中支に従軍、すぐに除隊し、昭和15(1940)年には名作「暁に祈る」を作曲する。若い人たちの青春の気分をうまくすくい上げた作風は勇壮なメロディとなったため、戦時歌謡としての色合いが強く、戦争協力者として非難されたこともあった。しかし古関には好戦の気配などはなく、一貫して青春というものへの熱い思いがあったのだ。たとえば「予科練の歌」については、「あの歌で予科練を志望した若者も多かっただろうが、その人たちが戦争で死んでしまったことを思うと、とても辛い」と語っている。
 そして戦後、作曲家・古関裕而の本格的な活動が始まる。昭和22(1947)年7月、NHKの連続ドラマ『鐘の鳴る丘』がスタートする。この番組は昭和25(1950)年12月まで続き、その主題歌「とんがり帽子」は古関裕而のハモンド・オルガンで流され、多くの子供たちの支持を受けた。この演奏は連日生放送で流され、戦後を彩る歌となった。この時に使ったハモンド・オルガンは、福島にある「古関裕而記念館」に展示されている。このほか、歌謡曲で「夢淡き東京」「イヨマンテの夜」「黒百合の歌」や、阪神タイガースの応援歌「六甲おろし」などがある。
 昭和23(1948)年、夏の高校野球のテーマとして、現在でも使われている「栄冠は君に輝く」を作曲。その翌昭和24(1949)年、長崎での被爆体験を伝えるために人生を捧げた、長崎大学医学部の永井隆博士をテーマにした「長崎の鐘」を作り、永井博士との交流は長く続くことになる。また昭和27(1952)年、NHKラジオの連続ドラマ『君の名は』の放送が始まり、茶の間の人気を集める。そのドラマは昭和29(1954)年まで続き、この放送が始まると、銭湯の女湯ががらがらになるという話も出たほどの人気になった。
 古関裕而に会った人たちが例外なく言うのは、その人柄の柔らかさである。それは、その曲のおおらかさとつながっているに違いない。夫人・金子のすすめで絵を描き始め、79歳の昭和63(1988)年、画集「風景の調べ」を上梓した。本人は「私にとっては楽譜のない音楽だ」と語っていたという。平成元(1989)年8月18日逝去、80歳だった。勲三等瑞宝章受章。福島市名誉市民。

文章:伊藤強

  • 西條八十と中支戦線へ出発

    西條八十と中支戦線へ出発

  • 「露営の歌」記念碑前で妻・金子と

    「露営の歌」記念碑前で妻・金子と

  • レコーディング

    レコーディング

  • 丘灯至夫と

    丘灯至夫と

  • 伊藤久男と

    伊藤久男と

  • 菊田一夫と

    菊田一夫と

  • 藤山一郎・服部良一と

    藤山一郎・服部良一と

  • 野球場にて指揮

    野球場にて指揮

古関裕而
コロムビア年表

8月11日 福島市大町に生まれる。
生家は呉服屋「喜多三(きたさん)」。古関

1909 明治42 0歳

(株)日本蓄音器商会として発足(F.W.ホーン社長)。
「シンホニー」「ローヤル」「アメリカン」「ユニバーサル」「グローブ」などのレーベルによる片面盤発売。
「ニッポノホン」蓄音器4機種発売(初めての国産機)。コロムビア

1910 明治43 1歳

このころ父親が蓄音機を購入。レコードを聴く。古関

「カチューシャの唄」(松井須磨子・歌)全国に流行。
両面盤が一般化しはじめる。コロムビア

1914 大正3 5歳

福島県師範附属小学校(現:福島大学附属小学校)入学。古関

1918 大正5 7歳

小学3年から6年まで担任遠藤喜美治先生に唱歌とつづり方を習う。古関

1918 大正7 9歳

卓上ピアノで作曲を始める。古関

1919 大正8 10歳

福島商業学校入学。この頃「喜多三」廃業。
妹尾楽譜により本格的な作曲・編曲を始める。古関

1922 大正11 13歳

福島ハーモニカ・ソサエティーに入る。
この頃関東大震災をテーマに「大地の反逆」作曲。古関

1923 大正12 14歳

福島市新町70番地に転居。古関

1924 大正13 15歳

ペンネームを「裕而」とつける。古関

国内プレスによるコロムビア洋楽レコード(黒盤)を発売。
イーグル蓄音器を発売。コロムビア

1927 昭和2 18歳

福島商業学校卒業後、川俣銀行に勤務。
福島ハーモニカ・ソサエティーとともに、仙台中央放送局記念番組に出演。古関

1928 昭和3 19歳

舞踊組曲「竹取物語」ほか4曲をイギリスロンドン市のチェスター楽譜出版社募集の作曲コンクールに応募し、二等に入選。古関

1929 昭和4 20歳

6月1日 内山金子と結婚。
9月 「福商青春歌」作曲。同月、コロムビア専属作曲家として上京。古関

古関裕而と専属作家契約。コロムビア

1930 昭和5 21歳

早大応援歌「紺碧の空」作曲。
第一回レコード「福島行進曲」「福島小夜曲(ふくしまセレナーデ)」発売。古関

コロムビア商標を米国コロムビアから譲り受け、すべてのレコードのマークを現在の音符のコロムビア・マークに統一。
東洋一のコロムビア・マークのネオン塔が川崎工場屋上に完成。コロムビア

1931 昭和6 22歳

「船頭可愛や」初のヒット曲となる。古関

1935 昭和10 26歳

「大阪タイガースの歌」(通称:六甲おろし)作曲。古関

1936 昭和11 27歳

「露営の歌」作曲。
放送劇『当世五人男』初のドラマ曲作曲。
この年、菊田一夫と出会う。古関

1937 昭和12 28歳

中支従軍。古関

1938 昭和13 29歳

国産テレビ受像機を完成、高島屋で公開。コロムビア

1939 昭和14 30歳

「暁に祈る」作曲。古関

1940 昭和15 31歳

南方慰問団派遣員となる。古関

1942 昭和17 33歳

約1ケ月軍隊生活を送る。
10月 NHK連続ラジオドラマ『山から来た男』で、終戦後初めて菊田一夫とコンビを組む。古関

1945 昭和20 36歳

社名を日本コロムビア(株)と変更。
霧島昇・並木路子の「リンゴの唄」大ヒット。コロムビア

1946 昭和21 37歳

7月 NHK連続ラジオドラマ『鐘の鳴る丘』放送開始。(25年12月まで放送)主題歌「とんがり帽子」作曲。古関

1947 昭和22 38歳

全国高等学校野球大会の歌「栄冠は君に輝く」作曲。古関

1948 昭和23 39歳

「長崎の鐘」作曲。古関

1949 昭和24 40歳

「第1回コロムビア全国歌謡コンクール」開催(創立40周年記念事業)。コロムビア

1950 昭和25 41歳

わが国初のLPレコード発売。
音楽娯楽番組『コロムビア・アワー』民間放送の開局と同時にスタート。コロムビア

1951 昭和26 42歳

4月 NHK連続ラジオドラマ『君の名は』放送開始(29年4月まで放送)。主題歌作曲。古関

1952 昭和27 43歳

NHK放送文化賞受賞。古関

1953 昭和28 44歳

『忘却の花びら』がNHK連続ラジオドラマの最後となり、この後は菊田一夫とともに舞台活動へと転進する。古関

1956 昭和31 47歳

『日曜名作座』開始。福商新校歌「若きこころ」作曲。古関

1957 昭和32 48歳

創立50周年「コロムビア大芸能祭」開催(歌舞伎座)。コロムビア

1960 昭和35 51歳

電子ピアノ「エレピアン」発売。コロムビア

1962 昭和37 53歳

日本電気音響(株)を吸収合併。
DL-103カートリッジNHKと共同開発。コロムビア

1963 昭和38 54歳

東京五輪において行進曲「オリンピック・マーチ」作曲。古関

1964 昭和39 55歳

本社社屋、赤坂に新築完成(赤坂スタジオ開設)。コロムビア

1965 昭和40 56歳

紫綬褒章受章。古関

(株)日立製作所と業務提携。コロムビア

1969 昭和44 60歳

DENONブランド製品発売開始(プレーヤーDPシリーズ/アンプPMAシリーズ)。コロムビア

1971 昭和46 62歳

札幌冬季五輪において「純白の大地」作曲。
9月 画集「風景の調べ」を自費出版。古関

1972 昭和47 63歳

朋友 菊田一夫氏逝去。
芸術座公演『道頓堀』が名コンビの遺作となる。
「暁に祈る」歌碑が信夫山第1展望台に建立。古関

1973 昭和48 64歳

福島市名誉市民となる。
勲三等瑞宝章受章。
レコード大賞特別賞受賞。古関

1973 昭和48 64歳

日劇にて作曲生活50周年記念ショー。
5月 自伝「鐘よ 鳴り響け」を主婦の友社より刊行。
7月 妻・金子死去。古関

1979 昭和54 71歳

CDとCDプレーヤーを世界に先がけて発売。
ビデオカセットを本格的に発売。コロムビア

1982 昭和57 73歳

30年間音楽を担当したNHKラジオ『日曜名作座』を健康上の理由で降り、作曲生活から引退。古関

CDプレーヤー「DCD-1500」が、米国・西独で最高の評価を獲得するなど国内外で好評。
ミュージックカセット生産累計1億巻達成。
日本オーディオ協会より、デジタル録音の実用化と推進により日本オーディオ協会賞を受賞。コロムビア

1986 昭和61 77歳

『日曜名作座』を3人で30年間続けた業績に対し、森繁久彌、加藤道子とともに放送文化基金個人部門賞受賞。古関

1987 昭和62 78歳

11月 福島市古関裕而記念館開館。古関

1988 昭和63 79歳

8月18日逝去。古関

専属歌手・美空ひばり逝去。コロムビア

1989 平成元 80歳

創立80周年。
川崎工場敷地内に中央研究所竣工。コロムビア

1990 平成2

生誕90周年。古関

1999 平成11

AV・メディア関連機器部門を(株)デノンとして分社化、譲渡。コロムビア

2001 平成13

社名をコロムビアミュージックエンタテインメント(株)とする。コロムビア

2002 平成14

多くの名曲を生み出した赤坂スタジオ・クローズ。
本社を六本木に移転。
TDKコア(株)の全株式を取得。コロムビア

2005 平成17

CD2枚組『決定盤 栄冠は君に輝く 古関裕而大全集』発売。古関

2007 平成19

生誕100周年。
CD6枚+DVD BOX『国民的作曲家 古関裕而全集 ~長崎の鐘・君の名は・栄冠は君に輝く~』発売(第51回「日本レコード大賞」企画賞受賞)。
『NHK-CD NHK番組による「国民的作曲家・古関裕而の世界」』発売。古関

本社を六本木から虎ノ門に移転。コロムビア

2009 平成21

フェイスグループの一員になる。
創立100周年。社名を日本コロムビア(株)に戻す。コロムビア

2010 平成22

コロムビア・マーケティング(株)を設立。コロムビア

2012 平成24

(株)フェイスによる完全子会社化。コロムビア

2017 平成29

生誕110周年。
CD2枚組『スポーツ日本の歌 ~栄冠は君に輝く~』『古関裕而 昭和日本の歌 ~長崎の鐘~』『古関裕而 戦時下日本の歌 ~愛国の花~』発売。古関

2019 令和元

古関裕而・金子夫妻を主人公のモデルとしたNHK連続テレビ小説『エール』放送開始。古関

創立110周年。コロムビア

2020 令和2
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