CD番号/COCJ-31727

「屋台囃子」
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日本の祭りはほとんどが農耕の神への豊作祈願と感謝である。神をほめたたえ、豊作を祈願し結果を感謝する。神をほめたたえる重要な手段が囃子である。「囃子」という言葉は「はやす」から出ている。つまり周囲から褒めそやし、引き立て、栄えるようにするという意味である。祭囃子はたいてい山車や屋台の上で囃される。その山車や屋台は、京都の祇園祭の山鉾を模して作られ、それが全国に広まったとされるが、江戸の祭囃子はその直輸入ではなく、先行芸能の囃子、とくに太々神楽や里神楽などをもとに、江戸庶民の好みを取り入れて江戸風の発達を遂げた。葛西囃子、神田囃子、目黒囃子など、その土地の風を生かして盛んに行われている。江戸文化の洗練さに対応して発達し、その後の地方の祭囃子に大きな影響を与えている。
江戸の祭り囃子の基本は五人囃子で、大太鼓1、締太鼓(しめだいこ)2、7孔の篠笛1、鉦1で、さらに人数を増やして音楽効果をあげる。このうち鉦はリズムを刻む重要な楽器で、他の四つの楽器を助けるところから、「四助(よすけ)」とも呼ばれる。また笛はトンビの鳴き声に似ているところからトンビと呼ぶのも、江戸っ子らしいしゃれた表現である。

1. 屋台囃子
2. 昇殿
3. 鎌倉
4. 四丁目(玉入り)
5. 屋台囃子(切)
6. 仁羽(にんば)
7. 神楽囃子(狐の種まき)
8. 神田囃子
9. 神代神楽

(囃子)
松本源之助社中、出雲大社神代神楽本部