CD番号/COCJ-31730

「平調・越天楽〜残楽三返〜」
[ 試聴 ]

RA(RealAudio)もしくはQT(QuickTime)をクリックすると、楽曲のサンプルを試聴することができます。
お聴きになれない場合は下のバナーのリンク先からPlug-Inをダウンロードして下さい。

RealPlayer
8世紀に日本に渡来した雅楽は、日本的に編集され、改作され、同じ様式の日本の作品を加えて現在にいたっている。神楽、東遊(あずまあそび)、久米舞、大和舞、五節(ごせち)の舞のような古代日本の音楽も雅楽のレパートリーになっている。雅楽の楽器は木管楽器、打楽器、弦楽器が使われる。木管楽器には七孔の横笛、小さいオーボエのような篳篥(ひちりき)、小さな茶椀形の木箱に十七のリード管が並び、片側に短い吹き口のついた笙(しょう)がある。打楽器は、太鼓、鉦鼓、横にして打つ羯鼓(かっこ)である。弦楽器は箏、琵琶を使う。木管楽器は旋律を吹き、もっとも重要な部分を受け持つ。篳篥は特異な音で、ピッチや音高質を幅広く変化させることができ、雅楽の主声部である。篳篥と同じく竹でできた横笛は広い音域で、篳篥を補う。笙は口で吹く小さなオルガンだが、主な働きはハーモニーで、和音を吹く。吹いても吸っても音が持続するのが特色。箏は拍子をきざむ短い音型を繰り返し演奏する。琵琶も基本的なリズム機能をもったアルペジオまたは単音を弾く。打楽器は基本リズムを受け持つ。太鼓はアクセントをつけ、鉦鼓と羯鼓はリズム構造の肉付けをする。
1. 平調・五常楽・急
2. 平調・越天楽〜残楽三返〜
3. 黄鐘調・拾翠楽
4. 太食調・傾盃楽・急
5. 双調・酒胡子
6. 盤渉調・千秋楽

(演奏)
宮内庁式部職楽部